常識とは説明するのが意外と難しい言葉です。
Aさんにとっての常識とBさんにとっての常識は違っていることも多々ありますから。
例えば、理想の男性像や女性像が人それぞれで違うように。
男らしさ、女らしさと言う、この「らしさ」はその人の常識が言わせているものなのです。
辞書で調べると常識とは一般社会人が共通で持つべき知識や意見とあります。何とも分かりづらい・・・
私の意見ですが、常識は「社会に出ている人」によって違うものだけど、根本的な「人」としての常識は同じだよ、と。(人を傷つけてはいけない等)
「犬に対して」の常識も人それぞれで違いますね。良い、悪いは抜きにして。
でも根本的な「犬」に対しての常識は同じです。猫のことを犬とは呼ばない。猫は吠えないが犬は吠えるとか。
では、「犬自身」の常識とは何でしょうか?
現代の犬に人間との関わりを一切断て、というのは不可能です。ゆりかごから墓場までピッタリと人間がついてます。
そして人間との関わり方は犬それぞれです。従順な子もいれば、反逆児もいます。良い、悪いは抜きにして。
しかし、常識のない犬だなぁとはあまり言われませんね。
私達は、あいつは常識ないなぁとか簡単に言ってしまいがちですが・・・!(気を付けようっと)
根本的な「犬自身」の常識とは、
生きること、それだけだと思います。
食べ物に興味持つのも生きる為だし、人に従順にふるまうのも生きる為です。(逆パターンもあります・・・)
もし犬が人を咬んで傷つけてしまったら、我々の常識だとあり得ない行為だ!となるのですが、
犬の常識は生きることなので、生きる為に咬んだのならばあり得る行為なのです。(これは納得不能なので油断禁物)
だからこそ、
お互いを知ろうとすることで常識のすりあわせをして、犬の常識を人の常識まで引き上げておかないといけません。
要するに、勉強して(P)、しつけして(D)、検証して(C)、可愛がって(A)、色々やって咬まない犬にしてあげましょう!
威嚇して吠えるのも攻撃の一種なのでこれも直してあげましょう!ということ。
犬のPDCAサイクルですね。勉強して実行、チェックして改善、そして油断はしない。これを繰り返して犬とのより良い生活を♪
未分類
よく問題を起こしたり、騒いだりするような人をトラブルメーカーと呼びますね。
怒りっぽい人やおしゃべりな人などは、自分でも気付かずにトラブルの種をまいていたり・・・!
悪気も自覚もないのでトラブルをどんどん作ってしまうものです。
もし悪気があるなら・・・罪なことですね。
さて、犬はトラブルメーカーかどうかですが、
悪気はなくてもずっと吠えたりされると困りますし、家族を咬んだりするのも生活が成り立たなくなる原因になります。
ということで犬もトラブルメーカーになり得ますね。
それを予防する、あるいは解決するのがしつけです。かっこよく言うとトラブルシューティングというやつ。
しつけのコツは犬がトラブルを作る前に、飼い主さんが先に「〇〇」を作ること。
「〇〇」とは?
①褒め所と叱り所
→褒めたいけど褒める所がない、叱るタイミングを逃してしまう。ならば先にそれを作る。
②雰囲気
→ピリピリした緊張感、和やかムード。犬に左右されずに先に雰囲気を作る。
③きっかけ
→動機づけと言います。きっかけは待つものではなく作るもの。
ざっと挙げるとこんな感じですが他には、
噛む物がないから机の脚とか絨毯を噛むのであって、コングなどの丈夫な犬用オモチャを与えればそれを噛みますね。
これは噛む物を作るということ。
犬があまりにも吠えたり、走り回ったりしては困りますが、エネルギー発散の機会を与えているかどうかがポイント。
これは生きがいを作るということ。
最後に、
コップの中の水を右回転、あるいは左回転に回して流れを作る時、コップだけを回しても水の流れは生まれません。
コップを勢いつけて振ることで水を回転させて流れを作らないと!(実験してみよう)
作るということは外見ではなく、中身が大事なのです。
しつけも外見の形だけ見ればできてるようでも、中身を見て本当にできてるかどうか?(コップの中の水の流れのように)
犬がトラブルを作るのが先か?あなたがしつけを完成させるのが先か?さぁてどちらでしょう~♪
人は失敗を恐れるものです。
羹に懲りて膾をふく(あつものにこりてなますをふく)
これは肉のスープが熱かったのに懲りて生肉の刺身まで息をふきかけるような過度に失敗を恐れることのことわざです。
さて、犬もこのようなことはあるでしょうか?
ある恐怖体験が後々まで影響を及ぼすことは確かにありますね。度が過ぎるとトラウマと言われるような状態になります。
そこまでいかなくても、罰を与えられた学習の結果として行動が改善することもありますね。
もちろん行動が改善したらすかさず褒めてフォローするわけですが、小さな恐怖体験は動機づけとして必要だったりするものです。(おやじのゲンコツ的な)
やはり犬も失敗を恐れるということ。
問題は過度に失敗を恐れることであり、適度に失敗を恐れることはむしろ望ましいのだと思います。
同様に、過度に失敗を恐れないのは問題であり、適度に失敗を恐れないことは望ましいでしょう。
では、犬にとって失敗とは何でしょうか?
普通に考えると目的を果たせなかったり、しくじったりしたら失敗したと言いますね。
例えば、食べ物を得ようとしたが、得られなかった。これは失敗のように見えますが、学習のきっかけにもなり得ます。
あぁ・・・待ての指示を無視してがっついて食べようとしたらダメなんだ、とか。
何でもそうですがポジティブに捉えるか、ネガティブに捉えるかの違いです。
上記の例だと、食べ物を得られなかったことがすぐさまトラウマになるようなことはちょっと考えづらいですね。
つまり失敗を過度に恐れる、その心配(トラウマ)はないということ。
例えば、他人に威嚇して吠えかかるならばきちんと叱ってとめるべきですね。
飼い主さんに叱られても全然とまらない場合、犬は失敗と認識できてないことになります。(見事、追い払う目的を果たせてしまっている!)
つまり失敗を過度に恐れてない、こういう状態です。これは問題あり・・・!
犬は失敗を失敗と認識できればちゃんとやらないように努めるもの。
飼い主さんが気を付けるべきは、失敗の誤認と失敗を怖がりすぎること。
失敗から学ぶことが多いように、犬にもちゃんと失敗を経験させないと調子に乗ります。で、あとで手痛いしっぺ返しをくう。
失敗は毒にもなるけど薬にもなるので愛犬にもしっかり考えた上で処方してあげましょう♪
ここにゴミがあるとします。
床にゴミが転がってます。よく見るとあちこちに散乱しているようです。
一つだけだとただのゴミも複数個が散乱しているとその辺り一帯がゴミ化します。
カラスに荒らされたゴミ集積所がその好例ですし、たまにテレビでやってるようなゴミ屋敷も然り。
あるいは犬の「落し物」がよく落ちてる道も「落し物ロード」となりますね・・・
お花見やディズニーランドのパレード観覧の場所取りは、人と場所の一体化です。
さて、では犬との一体化とは?
場所ならば敷物をしいて座ってればそれで完了ですが、犬の場合はそんなわけにはいきません。
何故かと言うと、犬には感情があるからです。
一緒にいて楽しいか?もしくは楽しくないか?
一体化してるか?もしくは分離してるか?
これは意志疎通できてるかどうかがポイントです。身体ではなく精神が重要ということ。
もう少し踏み込んで考えてみると、
犬の気持ちの中にあなたがいるかどうか?
逆にあなたの気持ちの中に犬がいるかどうか?
お互いに気持ちが一体化するほどに心に居座ることです。
「心の場所取り」とお考え頂ければ分かりやすいかと。
犬の心が他の何かに占領されないようにあなたの場所をたっぷり確保しときましょう!
最後に、子育て四訓にこうあります。
「乳児はしっかり肌を離すな」
「幼児は肌を離せ、手を離すな」
「少年は手を離せ、目を離すな」
「青年は目を離せ、心を離すな」
犬に対しては、肌→抱っこ、手→リード、目→アイコンタクト、に替えればほぼ意味は通るかと思います。
犬との一体化には段階があり、まず抱っこ、次にリード、次にアイコンタクト、最後に心を尽くして一体化することを目指しましょう♪
7日間のお泊りを終えたモモタロウ君です。
来た時とは別の犬に変身しました~!
しかし・・・!まだまだ油断は禁物です。
たった一週間で変わるのは上っ面だけ。本番はこれから始まるのです。
こういう鎖を飛ぶのが好きなモモタロウ。
なるほど、やっぱこういうの好きなんだね、と私も彼のことを知ったばかり。
大型犬は怖いみたいです。
でも!興味はある!怖いけど楽しいのをスリルと言いますね。
小型犬とも絡みます。
恐怖心より、好奇心のが勝ってるので積極的に匂い嗅ぎますね。
色んな犬と触れ合うと次第に慣れていくでしょう。
玉川上水沿いを2時間歩きました。
ペースが全く落ちない・・・!スポーツ選手のように俊敏で体力あり。
愛犬の性質を掴むことが大事です。
一日目は指一本触れなかった子ですが、7日目にはこの通り。
顔拭き、足拭き、ブラッシングなどのケアもクリア。
とりあえずきっかけは作りました。
「これで直った」ではなく「ここからしっかりとトレーニングを始める」という認識が最も重要ですね。
このバッグ!あるいはズボン!
こんなところにポケットあったの~!?
という経験はないでしょうか?
これは身近な発見体験です。使い慣れた物ほど新鮮な驚きがあるもの。
使う、使わないは別としてそういうのを「知っておく」ということは意味がありますね。
しつけにおいても皆さん色々な発見体験があるかと思います。
例えば、歩幅です。
あなたの一歩と、チワワなどの小型犬の一歩はずいぶん歩幅に差があります。
一歩のつもりが犬の三歩、四歩くらいになってたりします。
子供と歩く時もスピードはゆっくりめが良いでしょう。子供が大人のスピードについて歩くのはしんどいはずですから。
歩幅やスピードが合うと、息が合います。気持ちまでピッタリ合うと嬉しいですよね♪
毎回そうしなければいけない、じゃなくて「歩幅の知識」を持っておいて損はないということです。
スピードつながりでもう一つ言うと、
犬に教えるスピードは犬が覚えるスピードでやることです。
例えば、仮免許の教習車。私は教習車の後ろにつくのは結構好きです。(普通は嫌がるでしょう)
何故ならば、初心者の判断スピード、動作スピードを実地で学べるからです。
交差点の右折待ちで「今、絶対曲がれたよな~?何に迷ったんだろう?」とか考えます。(運転に支障ない範囲でね)
あぁ、あの歩行者がくるか迷ったのね、バイクを巻き込んでないか確認してたのだろう、などと推測するわけです。
私達はいつの間にか運転に慣れてしまい、こういう慎重さや運転の怖さを忘れてしまっていませんか?
たった今!もし「初心」を思い出したのなら再発見ですね♪
私の場合は、職業柄しつけ指導をするのでその際は、この初心を念頭においてやるようにしています。
初心者は経験者と同じようにできなくて当たり前ですから。
初心忘れるべからず。
犬のしつけだって初めてやる内容なら教習車の運転のような気持ちで超ゆっくり丁寧に教えないとダメです。
教えるスピードが早すぎたら犬はついてこれないのです・・・!(できたとしてもミスが多くなる)
新しい知識の発見と古い気持ちの再発見、これどちらも大事です。
「新しいもの」も「古いもの」も自分と価値観が違うものを排除するのではなく、
一理あるな・・・とちょこっとでも思うなら一度取り入れてみればただの発見ではなく、新発見、大発見があるかも!
全く想像すらしてなかった所から探し物は出てくるように、ある日突然に発見体験は訪れるものですよ♪