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犬のしつけにはまず集中、つまりアイコンタクトが大切でしたね。

集中なくしてしつけは絶対にうまくいきません!

論より証拠、周りを見渡すと、そんな実例がゴロゴロしてませんか?

飼い主さんの言うことよりも地面のにおいかぎに忙しい犬。(地面に集中)

ご飯の時は言うこと聞くけど他は一切言うこと聞かない犬。(ご飯に集中してるだけ)

ダメと言っても甘噛みしまくる犬。吠えまくる犬などなど・・・!(その対象物に集中)

それは主従関係ができてないからですよ、そもそも言うこと聞く気持ちもないのですよ、まずは飼い主さんの存在を認めさせましょう、

と、これまでも言ってきたと思いますが、残念ながら具体的には実技じゃないと伝えることは不可能です。

何故ならば、犬のしつけは「感性」だからです。

プログラムされたロボットと違って、犬は生き物なので本能や感情があります。

犬のしつけに、こうしたら、こうなる、という絶対的な方程式はないわけですね。

だから犬という生き物を知り、感情を読み取り、適切なリード(プロセス)があって、アイコンに至るわけです。

そしてまたアイコンから始まってまたアイコンで終わる・・・これの繰り返しでしつけが進んでいきます。(アイコンは原点であり頂点)

では正しいリードの仕方とは?

はい、もうお分かりのように犬によって違います。

しつけ本を読んでこう書いてあるからとか、しつけ方法を友達から聞いたとか・・・!

なかなかうまくいかないのはきっと、

①そもそもやり方がその犬に合ってない。

②やり方が合ってても正しく実行できていない。

このどちらかでしょう。(犬が悪いということは普通あり得ません)

今回は①は除外して、②の場合を解説します。

基本的な流れは、まず相手を知り、感情を読み、適切にリードして、結果に繋げる、です。

内容が複雑なので今日はここまで。

続きはまた明日!

 

 

叱り方に続いて、今回は褒め方のお話です。

同じパターンで考えると、

褒める時は喜びの感情が伴う。

喜びの大小が相手に伝わるか影響する。

ここまではOKですね?

「叱る・怒る」と「褒める・喜ぶ」の図式になります。

叱り方の注意点として怒りすぎると相手の為(指導)にならずただの感情爆発になる恐れがあったのですが、

喜びすぎるとどうなるでしょうか?

これは、

全然問題ありません!褒めることと喜ぶことはほぼ同義語だと考えます。(褒め自体の弊害はない)

「愛犬が喜べばあなたも嬉しい」

ということはたぶん、

「あなたが喜べば愛犬も嬉しい」でしょう。

「愛犬が幸せならあなたも幸せ」ならば「あなたが幸せなら愛犬も幸せ」かなと思います。(ぜひ直接聞いてみたい)

ただし・・・!

喜びの押し売りはいけません。

褒めの押しつけはいけません。

これは順番が大切ということです。つまり、まず犬、そして飼い主さんです。

犬が喜ぶことが最初であり、次にあなたが喜ぶのがしつけにおいての正しい褒め方です。

例えば、

無理やり力づくでオスワリさせたのに、あなたが嬉しいから、「よーしよし」と褒められても、犬は全然嬉しくありません。

正しくは、

犬が興味をもつやり方でオスワリの形に導き、褒める&喜ぶ。

一番初めだけは犬は必ずしも喜んでいないかもしれませんが、まずは「楽しんでもらえるやり方」を意識しましょう。

これが基本です。

そうしたらそのうち、あなたに喜んでほしいから犬が自らすすんで座るようになります!(スムーズに座るようになる)

これはトレーニングを楽しんでいる状態です。「楽しみ~喜び」へシフトしていくのですね。

犬→あなた→犬→あなた・・・と「喜びのキャッチボール」ができてきたら健全な主従関係の形と言えます。

もう一度言いますが、まずは犬を喜ばすことです。何かして欲しいならばまずは与えよ、です。(厳密には楽しみ→喜び)

すぐ思いつくのは食べ物とかオモチャですね。

確かにこれは喜ぶ犬が多いですが、あまりにも即物的なため、飼い主さんへの尊敬や感謝が得られない恐れがあります。

要するに食べ物がほしいから従うにすぎない犬に育つかもしれないということです。

食べ物は強力すぎるが故に使い方が難しいですよ、というのが私の意見です。(私達も働かないで給料がでたらどうなるか?)

ではどうするか?正しい褒め方とは?

言葉で褒めるやり方は感情表現が豊かな人に向いてる褒め方です。

感情をこめて、抑揚をつけ、上がり調子で褒めましょう。もちろん笑顔です。

普通に語りかけるだけでも犬は嬉しいかもしれません。

相手にされている、大切にされているという自然な喜びへと繋がると理想的です。

次に触って褒める、撫でてやる方法です。

どこを触ればいいですか?とよく聞かれますが、

「どこでもOK」が答えです。部位よりも触り方が重要です。(じゃあ目でもいいのね、とか意地悪な解釈はやめてね)

やさしく撫でる、パンッと触る、ぐしゃぐしゃに触る、どれがいいのかはその場面によります。

ほんの一例ですが(もちろん例外もあります)

やさしく撫でるのはリラックスさせるので待つ練習に向いてます。

パンッと触るのは緊張感を維持できるので歩行練習に向いてます。

ぐしゃぐしゃに触るのは高揚感を与えるので遊びの時に向いてます。

最後に食べ物やオモチャを与える方法ですが・・・やはり使い方が難しいので下手に多用しない方が良いでしょう。

最悪の場合、褒めたくない行動を褒めてしまっている場合があります。

典型的なのはオスワリしたけどおやつあげる時には飛びついている、みたいな。

最後に、どの褒め方にも共通するのはタイミングとサプライズが重要ということです。

現象を捉えて3秒以内に褒める!意外性を意識する!

大量の、分かりきった、形だけの褒めは犬もしらけるものです。

サプライズのプレゼントって嬉しいですよね?毎回じゃなくていいから「え!まさか」というのがいいんですよ♪

 

 

 

 

 

 

 

これが一番苦手という方が多いでしょう。

犬を叱ることは「かわいそう」であり、できればしたくないですね。

しかし、しつけとして「ダメなことはダメ」と叱らなくてはいけないのも頷ける。

皆さんここで葛藤するのだと思います。

今回はまず「叱る」ということはどういうことなのか?を考えましょう。

よく比較されるのは「怒る」という言葉。

2つの言葉の違いは、

「叱る」→「相手の為」(指導の一環として行う)

「怒る」→「自分の為」(感情の爆発であり憂さ晴らし)

ざっくり言うとこうなると思います。

しかしここで疑問なのが、叱ることと怒ることは結果や目的が違うけど、

「プロセスの段階では混ざり合ってるのではないか?」ということです。

喜怒哀楽というようにやはり私達は犬を叱っている時に少なからず「怒り」の感情を持っているのではないでしょうか。

ちょっと一緒に考えてみましょう。例えば、

年下の部下が上司である自分に対してタメ口をきいてきたらどうしますか?

①不快感を露わにした顔で立ち去る

②毅然とした静かな口調で「その口のきき方は何だ」と諭す

③「誰に向かって口をきいている!」と激高する

あなたならどれを選びますか??(聞こえなかった振りをする、聞き流すというのはなしで!)

もちろん皆さん立場が違うのでこれが正解というのはありません。

しかしここで気付くのは、3つとも全部怒っていますね?怒りの大きさに差はあれど!

模範解答ならば②でしょうか。

「その口のきき方は何だ。失礼にあたるからやめなさい」と厳しくも優しくも指導している場面が想像できます。

①の場合も表情ですでに怒りは伝えていますし、立ち去ることで無視という社会的な罰を与えています。

勘のいい部下ならば「やってしまった・・・」とすぐに気付き、謝罪にくるでしょう。

ただ、勘の悪い部下ならばあなたが怒っていることすら気付かないで終わるかもしれません。

そして③ですが、これはかなり怒っていますね~。怒りのレベルは高いでしょう。

普通に考えるとこれはダメです。自分の為のただの感情の爆発になってしまい、指導にはならないからです。

しかし本当にそうでしょうか?

怒りにまかせて怒鳴り散らすのはもちろんダメです。

ただし、怒りのレベルを高く保ち、叱るのは良いです。むしろそうしないと理解できない者もいるということです。(犬もね)

③の「激高」の部分を「大喝」にしたらどうでしょう?

何となくOKのような感じがしますよね。不思議ですが言葉のもつニュアンスは大事です。

整理しますと、

叱るということは怒りの感情が伴うということ。

怒りの感情の大小が相手に伝わるかどうか影響すること。

注意しなければいけないのは怒りが大きすぎて自分で制御できなくなると、ただの憂さ晴らし的な感情爆発になる点です。

よく相手の嫌な部分を我慢するのはいけないといいますが、

それは怒りは生まれてはたまり続けているからです。いつかドーンッとなります・・・!(コミュニケーションが大事ですね)

さて本題の犬の正しい叱り方ですが、

まずは本当に怒ること。それを叱りに変換するのです。

「〇〇ちゃん、ダメよ~」と、本当は怒ってないけど叱ろうとはしている場面を見かけます。

世間体とかもあるので人前で怒るのは気がひけます。スマートに叱れればいいなと思ってしまいます。

しかしそれでは犬には伝わりません。怒ってないのはバレてます。(というか感情は全て読まれてる)

まずは怒りましょう。問題はどうやって表現するか?どうやって犬に伝えるかなのです。

言葉で叱るのは感情表現が豊かな人に向いている叱り方です。

しかし場合によっては(怒りレベルが低い)全く通じない叱り方に成り下がりますし、

別の怒り(しつけがうまくいかない)が加わってくるとただの激高になります。

次に、音でビックリさせる叱り方ですが3ヶ月齢くらいの子犬には通じるかもしれませんが、成犬は少々の音では懲りないでしょう。

そして音の大きさは怒りの大きさにきっと左右されることでしょう。

最後にリードやカラーを使う叱り方ですが、これは効きすぎる場合があるので下手には使えません。

言葉や音と比べて直接的な手段になるのでその効果は絶大なのですね。

以上、犬の叱り方について書きましたがどんな叱り方にも共通するのはタイミングとインパクトが重要ということです。

現行犯で3秒以内に叱る!一回で教えてあげる!

皆さんの健闘を祈ります♪

 

 

 

 

 

 

 

基本的には褒めて育てましょう。しかし、時には叱ることも必要です。

これはほとんど皆さん共感頂けると思います。

「褒めて育てる」と言うと、まるで叱らないのかなと思われます。逆もまた然り。

過ぎたるは及ばざるが如しのことわざ通り、偏りすぎてはいけません。

これは量的ではなく、質的な意味合いです。

9割褒めて1割叱るくらいが理想(褒めの量が多い)なのですが、褒めも叱りも同じくらい大切(質的には同等)だと考えます。

さて真の問題ですが、

「どのように褒めるか?どうやって叱るか?」です。

結局のところ・・・褒めても叱っても愛犬に通用しないから困るのですね!悩むのですね!

「何を」「何故」という部分は人それぞれなので今回は省きますが、

「どのように」の部分は基本があります。

まず、犬に初めからは言葉は通じません。(都合の良い事だけは通じるかも?)

言葉を使うのは後にとっておきましょう。

次に、態度ははっきりと示します。(笑いながら叱る、無表情で褒めるのはダメ)

喜怒哀楽を全身で表現しましょう。

最後に・・・本気でやりましょう。(根気よりも本気)

良いことか悪いことかを伝えるのに時間をかけてはいけません。

人を噛んでもいいかどうか?果たして・・・などと悩む必要はないですね。

判断に迷えば犬の心は遊びに行ってしまいます。あらかじめしつけ方針は決めておくこと。

テクニックの部分としては歩く際などは身体を使いこなすことです。

例えば、散歩で前に飛び出す犬を叱りたい場合は、飛び出す前に犬の進路を自分の足でブロックして曲がります。(足に意思を込める)

そのまま犬に迫って止まればプレッシャーを与えられます。

うまくいくかどうかはさておき、叱るということの本質は「制すること」です。

昔のように棒でひっぱたくとか、怒鳴りつけることだけが叱ることではありません。歩き方でも制することは可能!

これに対して、褒めるということの本質は「感謝」です。

「サンキュー」と愛犬に言いたくなればそれはもうすでに褒めです。(毎日言ってあげましょう)

結論としては、「どのように感謝を伝えるか?どうやって制するか?」が重要ということです。

基本を踏まえた上で、固定観念にとらわれずに創意工夫してみて下さいね♪

 

 

 

 

 

 

今年、2回目の合同トレーニングです!

立川合同訓練1.29

ウォーミングアップをした後は順番に個別トレーニングしました。

人のトレーニングを見るのも勉強です。

自分の課題を意識して、人の良い所を盗みましょう。(悪い所は反面教師にして)

このように謙虚に考えられる人は伸びると思いますよ♪

 

 

 

 

 

 

 

「うちの子は他の犬と遊べなくて困るんです・・・」

よくある相談です。

飼い主さんの気持ちとしては、他の犬たちと楽しく遊んでほしいし、それがこの子の為になる、という感じでしょうか。

でも実際は吠えてしまうとか逃げてしまうので、しつけをして遊べるようにならないかな~と。

もちろんそうなれば最高です。しかしこれは簡単なことではありません・・・!

確かにどの犬とも初めからフレンドリーに接することができる犬もいますがこれは性格・性質によるところが大きいのですね。

嫌いな人を好きになって遊ぶように、というのは私達でも難しいことです。

ただし、嫌いだからといって吠えて拒絶したり、顔を合わせた途端に逃げ出す・・・

という無礼な態度をとってしまう。(犬の場合、無視はOK)

これは相手に対して失礼ですから、好き嫌いで済ませず、しつけをする(慣れさせる)必要がありますね。

しかし、全ての犬と遊ぶことを求めるのは好き嫌い、相性の問題もあるので実は無理があります。

私達も気の合う友達としか遊びませんよね?犬も同じです、まずは友達犬を一頭作ることを目指しましょう。

そして大多数の他犬(初めて会う犬)とは無難に接することができればOKとします。

つまり表面上の礼儀は身につけさせる、それがしつけの領域です。

しつけは万能ではなく、基本があるだけです。魔法もないですよ~!(念のため)

 

 

 

しつけをしたら「嫌いなものが好きになる!」「悪い癖が消えてなくなる!」

こう思っている飼い主さんはけっこう多いでしょう。(完璧とは言わないけど内心はそう願ってしまうもの)

いい子にする為にしつけをするのですが、完璧を求めることとは違いますね。

もし完璧を犬に求めるのならば、まずは自分自身が完璧にならなければいけません・・・。

完璧な人が存在しないように、完璧な犬も存在しないのです。

例えばしつけを一年間もやったけどやっぱり吠え癖が直らないとか噛み癖が直らないとか・・・

誰でもそうですが、「悩みは尽きない」ものです。何かしら気になることはあって当然です、完璧じゃないのだから。

しかし、よ~く考えると「悩みのレベル」も上がっているはずです。しつけをして以前と全く変わらないということはないはず。

これができたら、じゃあこれもできるんじゃないか、あれもこれも!と欲が出ます。(トレーナーは特にそう・・・)

これは自戒の意味も込めて言いますが「その犬のダメな部分も認めてあげてもいい」と思います。

もちろんやるだけのことはやった上での話ですが。より高度な悩みを目指せばよし。

さて、話を戻します。しつけによって完璧にはなれませんが、完璧に近づくことはできるということです。

吠えないこと、咬まないこと、飛びつかないこと、引っ張らないこと、他犬や他人と仲良くすること等。

犬達に求めることは多々ありますが、ぜ~んぶ完璧にしなくたっていいのですよ。

一項目80点とれてればいいと思います。そりゃあ100点に越したことはないけども!

10点とか20点の項目がある方が問題なのですね。0点だとしたらもっと怖いです。底が知れませんから。

人間だって勉強ができる子、運動ができる子、思いやりがある子など色々ありますが、

基本的にはバランスとれてた方がいいと思うのです。その方が生きやすいでしょうから。

しかし、人間も犬もそんなに全て完璧になれるわけがないので苦手分野や自分の嫌いな所も認めてあげればよいと思います。

繰り返しになりますが、前提条件として、まずは必死に克服しようと努力することです。

ということで、犬のしつけもまずは必死に頑張りましょう!

しつけの勉強はドッグトレーナーから直伝が一番です。その上で本なり、DVDなりで勉強したらそれこそ完璧♪

 

 

「〇〇ちゃん!だめでしょ!」と名前で叱ってしまうこと。

これは皆さん1回くらいやったことあるのでは?

私もあります・・・ついうっかりと。

多頭飼育の場合はまあ仕方ない部分もありますが、原則的に名前で叱るのはいけません。

何故かと言うと、名前を呼ぶこと自体が褒めることに繋がるからです。

極論ですが「名前=褒め」なのです。名前はそう在るべき。

名前で叱ると「名前=叱り」になるので犬は名前を呼ばれると逃げるかもしれません・・・!

叱る時は「NO」を使いましょう。(だめ、いけない、なども可)

多頭飼育でもその犬に向けて言えばその犬だけに通じるはず。(巻き添えをくう場合もあるが)

そしてトレーニングの時には意図して名前を呼ぶ、呼ばないを使い分けることが大切ですね。

「緊張させたいなら名前は呼ばないこと」

「リラックスさせたいなら名前を呼ぶこと」

さあ、早速実践してみてくださいね♪

 

 

 

「〇〇ちゃん、おすわり、おすわり!、おすわりーッ!!」

お、1回座った。(すぐ立つんだけどね)

「おりこうだね~」

・・・これはやりがちですよね。果たしてこれは座ったことになるのか?それともノーカウント?

ジャッジするのは、そうです飼い主さんです。(甘口になりやすい)

普通はこれで座ったことにしてしまう。おりこう~と褒めてしまうでしょう!

なかなかノーカウントにはできないです。だって座ったのは事実だから。

技術的な話は省きますが、「おすわりと何回も言えば座るか?」というタイトルの答えは、

「言えば言うほど座らなくなる」です。座ったとしても一瞬の出来事になるでしょう。

何故かと言うと、3回指示を出して、おすわりが1回しか成功してないとしたら、

あと2回分のおすわりは無視していいと教えてしまうからです!

これではやればやるほど逆効果!指示を軽く見てどんどん無視するようになってしまいますね。

ですから、トレーニングは1回の指示を確実にきかせることを目指します。

ポイントはただ一つ!まずは言葉をつけないで座らせること。そう、言わなければいいのです!

座るようになってきたら「おすわり」という言葉を後付けしましょう♪

ある本に書いてありましたが、

「課長になる前に課長の仕事はやらせておく」

これはつまり、先に実力をつけさせてから後付けで肩書きをつけるということです。

「実」のないところに「言葉」「肩書き」「制度」をもってきても機能しませんね。

 

 

 

初めに答えを言いますが、食べ物のご褒美は使っても使わなくてもどちらでもOKです!オモチャも。

好きならば使うべきでしょうし、そんなに喜ばないならば無理に使う必要はありません。

ただ、使い方が難しいので禁止しているトレーナーも多いですが。

どうやって使うかがポイントなのですが、ご褒美に食べ物などを与える場合、成功したら与えますよね?

もちろんそれでいいのですが、では「成功」とは何をもっていうのか?が重要なのです。

例えば、

「①おしりを強く押したら座る」と「②おしりを軽く押したら座る」と「③おすわりと言ったら座る」

この3つだとどれがレベル高いでしょうか?

そう、③ですね。

さらにレベルを上げると、

「④座ったまま3秒待つ」と「⑤座ったまま5秒待つ」と「⑥座ったまま10秒待つ」

はい、⑥が一番レベル高いですね。

どんどん行きましょう♪

「⑦座ってアイコンタクトとりながら1秒待つ」と「⑧座ってアイコンタクトとりながら3秒待つ」・・・

当然、⑧の方がレベル高いのです。これをず~っとやっていくとノーリード等に繋がっていくのです。

何が言いたいかというと、

③のレベルでご褒美を毎回与えていると、犬は④にはいきません。すぐに立ち上がってご褒美をもらおうとします。

だってそういう風に教えられているから。(犬の言い分)

そうです、「飼い主さんの方でレベルを上げるという意識がないと犬のレベルは上がらない」のです。

よって、ご褒美を与えるタイミングは「レベルが上がった時」となります!

そして、すでに身に付いてクリアしていることは「ご褒美を抜くこと」がポイントなのですね。(褒めはします)

ここが注意点ですがご褒美を抜かないとご褒美目的に行動する犬になります。(おやつがあれば従う)

言われればなるほど納得のことなのですが・・・実践するとなると意外と難しいのです。

 

 

 

 

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