お知らせ
今年ラストの合同トレーニング会です。
12頭参加で盛り上がりました♪
個別の練習をしたり、みんなで練習したり!
たくさん犬がいても、いつも通りのパフォーマンスができるようにしましょう~。
普通は自分の犬だけできてれば充分なのですが・・・
他の犬でもうまくできるようになれば更にいいですね!
他の飼い主さんに持たれると犬にとって良い経験になります。(これが未経験の犬が非常に多い)
考えてもみて下さい。
私たちも子供の頃、親戚やご近所さんなど周りの大人たちと関わる中で目上の人に対する態度や振舞い方を学びました。
犬は圧倒的にこういう経験が不足します。だから飼い主さんに依存して離れられない犬が多いのですね。
犬だから別にいいじゃん、と言えばそれまでですが。
社会の一員として、たとえ一人でも生きていけるようにするのが、本来しつけや教育の目指すところだとすれば犬も同じかもしれませんね。
今回は「無視」のお話です。
犬のしつけでよく言われるのがこの「無視」という対処法です。
「吠えても無視してください」
「甘噛みしてきても無視してください」
私もよく言うことがありますが・・・実はこれだけではなかなか効果はでません!
たいていは問題解決の為と言うより、これ以上問題を悪化させない為に言う対処法なのです。
これで直ればラッキーくらいに思っておきましょう。
さて、ではなぜ「無視」が効かないか?
答えの前にちょっと人間の恋愛で例えてみましょう~!
例えば、20代前半のカップルがいて今日が初デートだとします♪
当然、女性の方は男性がどんなデートを考えてきてくれるのか楽しみにしてるでしょう。
しかしデート当日、待ち合わせ場所で男性が言った言葉は、
「今日どこ行く??」
気を遣っているわけではなく、完全なノープランだったら女性の方はどう思いますか?
何だかガッカリ・・・100年の恋も冷めてしまうかも?
そうです、女性は男性に「リード」してほしかったのです。(一般論なのでそうじゃない人はごめんなさい)
何を食べる?何の映画を見る?何時に帰る?など男性がリードしてくれればきっと女性も安心ですね。
そんなことが犬のしつけに関係あるのかと思われるかもしれませんが・・・
リードするということは「意思を示す」「姿勢を示す」ということです。
自分の意思がないような人は、誰かから頼りにされることはないでしょう。
恋愛の話はさておき、「無視」の話に戻ります。
「犬がご飯の時間に吠えて困ります。どうしたらいいですか?」
「吠えてる時は無視して、吠えてない時にご飯をあげましょう」
いわゆる無視の対処ですが、これだけではやはり直らないでしょう。
なぜか?
それは、「犬が飼い主さんを普段からリードしているから」です。
無視というのはリードしている側がして初めて効果がでます!
先程の例えですと実はリードしているのは女性の方なので、、
男性が突然帰ったとしても女性には効き目がありません。
しかし、女性が突然「もういい!私、帰る!」と言い出したら男性は慌てふためくでしょう。
無視(立ち去る)が使えるのは女性だけなのです。
犬のしつけの場合、重要なのは普段の犬と飼い主さんの関係性です。
つまり、どちらがリードしているか?
優しいけどノープランでは犬に頼りにされることは期待できません。
大切なのは「意思を示す」こと。
ご飯の前に吠える犬に対しては、オモチャを与える時も、散歩に出かける時も、他犬に出会った時も、
あらゆる場面で吠えて要求することは許さない、という一貫した意思を示さないと犬としては訳が分かりません。
しつけというのは日常生活全般の中で行われるものですから。
以上、「無視」のお話でした!
4歳になるセサミちゃんと7ヶ月のエピちゃんです。
飼い主さんのお悩みは以下の通りでした。
①ショッピングカートでジャンプしてしまう。
②ドッグランやカフェに行った経験があまりない。
ということでまずはハウスに入れて、車に乗り込みます!
この時点で暴れてしまう子はまずはハウストレーニングからやり直す必要があります。
セサミちゃんもエピちゃんも普段の生活からハウスには慣れさせているので問題なし♪
次はショッピングカートです。
これはハウスの応用ですね。
バタバタするのは最初だけ。対処したらすぐに落ち着きました。
このまま一時間ほど買い物&ランチに付き合ってもらい、何の問題もなくクリア!
次はカフェへGO!
スタバのテラス席です。静か~に待ってました。
これも普段から食事絡みのシーンでどういう接し方をしているかが影響します。
犬達の要求に従ってるのか?(かわいい目で見つめられるとつい食べ物をあげてしまう→そのうち吠える)
それとも飼い主さんの指示で食べさせているのか?(テーブルのものは取らせない、よしと言うまで食べさせない)
いかなる時もまずは犬達を落ち着かせることが第一です。
最後はドッグランです。
ほぼ初めてのドッグランなので緊張気味の2頭でしたが、
他の犬達と同じ空間にいることで徐々に慣れていきます。
「慣れの問題」は焦らず気長に取り組むことですね。
「犬は家族」これが現代の愛犬家たちの総意といっても良いかと思います。
一昔前までは「犬は番犬」という役割で飼う方が多かったのですが。
地方と都市部でもまだまだ温度差ありますが、おおむね「犬は家族」になってきましたね。
地方の話ですが私が子供の頃は野良犬が群れをなして追いかけてきたり・・・!(怖かった)
一本道に放し飼いの犬がいて、そこを意地でも通り抜けようとしたら襲われたり・・・!(逃げました)
神社とかに行けば捨て犬がいたりして駄菓子のサラミなどをあげてました・・・!(本当はいけません)
さすがに現在は地方に行っても野良犬などは昔のように見かけなくなりましたね。
現在と昔、都市部と地方・・・時代と地域によって犬と人間の関わり方は変化しています。
「番犬から家族へ」「放し飼い、外飼いから室内飼いへ」
それぞれの是非はともかく、そういう大きな流れがあるのは間違いないでしょう。
さて、今回のテーマは犬は家族であるかどうかという点です。
これはもう家族の一員で文句ないでしょう!
しかし・・・!では「犬は犬である」「家族だけど犬」この点についてはどうでしょうか?
確かに・・・これもまたその通りですね。
ちょっと言い方を変えただけでかなり印象が違ってくるようです、試してみましょう。
「犬が家族」「犬も家族」「犬だけど家族」「家族みたいな犬」「犬はまるで家族」「誰が何と言おうと犬は家族」
しっくりくるのがありましたか?別にどれが正解とかはありません。
飼い主さんの数だけ答えがあるはずです。それは一向に構いません。
問題なのは「家族という基準を犬に適用することではなく、犬と人間が違う生物であることを無視してしまうこと」です。
飼い主さんによって家族観はみ~んな違って当たり前。しかし犬の基本習性や本能による行動は決まっていますから。
「犬は家族」という「言葉」は誤解を生むことがあります。所詮は言葉なので解釈によって意味は変わってしまいますね。
大切なのは愛犬の為に「犬という生物」に興味を持つこと。
さあ、みんな一緒に勉強しましょう♪