お知らせ
木を見て森を見ず。
目の前の細かい事にとらわれると全体が見えないことから、
物事はその「部分」と「全体」をバランスよく見るように、という教訓だと思います。
それが物事の本質を見極めることに繋がるのですね。
さて、犬のしつけにおいてはどうでしょう。
部分とは、肉眼で見える範囲の犬です。
例えば、散歩で他の犬に吠えてしまう場合。
「ああ、うちの犬はどうしても吠えてしまう」という一部分を見ます。
しかし、それは果たしてその犬の本質かどうか?木を見て森を見ずになっていないか考えてみましょう。
例えば、「いつも吠えるのに今日は吠えなかった」という一部分を見たとします。
「この場所だと犬に会っても吠えない」とか「子供たちだとより吠える」とか色々あります。
それらはパズルのピースのように全体のごく一部です。
まぎれもない事実だけれども真実とは限りません!
では全体とは何か?
それは過去・現在・未来の範囲の犬です。
大事なのはその犬の過去と現在を比べて何がどれだけ変わったかということ。
そう言われれば、昔に比べて今はこの部分は吠えなくなったかも、などと勇気付けられたりしませんか?
自分の気持ちを上げていくことも大事ですよ。(犬が失敗しても同調してめげない)
さらに言えば、理想の未来へ繋げるには現在何をすべきかを考えること。
そう言われれば、トレーナーに基本が大事ですよ~!と何回も言われたなぁ、と気付いたり。
その犬の歴史を見つめ、未来まで見据えることが本質を見極めるコツなのです♪
うちの子は人間の言葉が分かる。
こういう感覚を経験された方はかなり多いと思います。
どこまで分かってるのかはよく分からないけど、確実に伝わってるという感覚です。
まずその感覚は大事にしましょう!とても大切なことですから。
人間の言葉が分かる。
言い方を変えると犬は人の心を読みます。
この読心術には2種類あると思います。
まずは経験からくる読み。
人に対して、場所に対して、この時この場合は必ずこうなるという経験値からくる予感ですね。(言葉を理解するのはこれ)
もう一つは直感である勘。(未経験でも発動)
対面しただけでビビッと感じて心の中が分かってしまう超能力です。(相手によって態度を一変させるのはこれ)
犬がどこまで分かってるか?
これは「読み」と「勘」の合算ではじき出されるものですが、
付き合いの長い飼い主さんのことは、ほぼ全て分かっていると思った方がよいでしょう。(犬に隠し事はできません)
恐らく精密機械並みの精度で人の心を読む気がします。一瞬チラリと思っただけでも・・・!
しつけにおいて大事なのは、自分の本当の気持ちを犬に伝えること。
犬は「理解できる頭」と「感じる心」を持ち合わせてますのでありのままの気持ちでしつけしましょう♪