お知らせ
何だか最近パッとしない・・・ん~、あれもこれも飽きてきてつまらない。
仕事でもプライベートでもマンネリ化って結構やっかいな問題ですよね。
初めはどんなに刺激的だったことも繰り返すことで次第に慣れていき、やがて飽きてしまいます。
同じことの繰り返しがマンネリを生み、毎回続けばいつの間にやらマンネリ化してしまうのですね。
問題なのは、マンネリ化することで思考停止してしまい、無気力になったり、目標を見失ってしまうこと。
しつけにおいてもマンネリ化はあります。
いつも基本トレーニングばっかりやっていると飽きてくるし、退屈してきます。
犬も「はいはい、いつものね」という感じでやるようになり、先を読んで動いたりするものです。
例えば、
野球のピッチャーもカーブとか直球を投げてバッターに球種やコースを読まれないように工夫しますね。
バッターの方もピッチャーの癖を読んで、待ち球を決めたりします。
つまり、読み合いです。
犬のしつけにおいて、こういう読み合いは為されているでしょうか?
次はこれがくるだろう、と犬に読まれていてはあまりうまくいかないものです。
「なぁ~んだまたこのパターンか」「芸がないなぁ」と思われます。
反対に「そうきましたか、斬新ですね」と思わせましょう。
パターン化(順番が同じ)した動きは厳禁ということですね。
すぐ読まれてしまうから、集中する必要もないのです。
まずはパターンに変化をつけることでマンネリ化を防いでみましょう。
歩くとみせかけて、一歩目でフセさせたり。
呼ぶとみせかけて、犬の元に戻ってみたり。
何でも結構なので意識して変化をつけること。「変形」とも言えます。
さて次です。
先程、いつも基本トレーニングばかりでは犬も飽きると書きました。
トレーニングの中身をあれこれ変化つけても、実はそれだけでは不十分です。いつかは必ず飽きてしまうもの。
ならばどうするか?
私ならば遊んでみます!
ピュ~っとあたりを一周走ってみるとか。
プロレス遊びしてみるとか。
これも何でも結構ですからトレーニングとは質を変化させること。つまり「変質」ですね。(遊んでばかりならトレーニングしてみよう)
気分転換にもなりますね。休憩しておやつ食べるのもあり!
最後にもう一つ、
マンネリ化防止の為に常に変化をつけるのですが、どうしても行き詰まることもあるでしょう・・・!
考えても考えても同じようなことを繰り返してしまい自己嫌悪になったり。
そんな時は、自分よりしつけがうまい「あの人」ならどうするだろう?と想像してみましょう。(師匠でも先輩でも友達でもOK)
これはとても勇気付けられます!(へこむこともあるが)
ということで最後の一手は「変身」するということです。これは効きますよ~♪
M・ダックス、りき君のお宅に新しく仲間に加わったアヤちゃんです。
今日はお泊り前の練習ということで日帰りトレーニングに参加してくれました!
天気もいいので公園を散歩して最高のひとときを過ごします。
吠えない、噛まない、いいダックスです。
トレーニング積んでいけばさらによくなるでしょう。
他の犬との交流もあまり経験ない様子のアヤちゃんですが、
モカ君と歩いて少し慣れたかな。
荒川彩湖公園です。
初めて訪れましたが、静かで良い所です。駐車場もタダだし!
この辺は公園が連なっているので犬の散歩にはうってつけ。
広場もあるのでトレーニングするのにもグッドですね。
アヤちゃんも初の遠出でしたが全く問題なし♪
パラドックスとは逆説、逆理などと訳されます。
命題があって、それを紐解くと、受け入れがたい結果が出てしまう。(単なる矛盾とは違い真理である)
ネットで調べれば色んな例が出てきますが、分かりやすいのだと、
「クレタ人はうそつきであるとクレタ人が言った」というパラドックスがあります。
①もし本当にクレタ人がうそつきなら、このクレタ人は正直にうそつきだと言っているのでうそつきではなくなる。
②もし本当にクレタ人がうそつきではないのなら、このクレタ人はうそを言っていることになる。
こういう無限ループが続くのがパラドックスです。
もう一つはダチョウ倶楽部さんのネタから。
「絶対に押すなよ」です。あの熱湯風呂のやつ。
態度、態勢としては「押してくれ」と言ってるのに、口では「絶対に押すなよ」と。
お約束で押されるのですが、オチが分かっていても安定して面白い!
しつけにおいてのパラドックスに、この「押すなよ」系統のものなら無数にありますね。
口では「~~」と言っているが、態度は「~~」と言っている的な。
くどくなるので書くのは遠慮しますが、要するにしつけで大事なのは言葉ではなく、態度・行動ということ。
もう一ついっときましょう。
竹原ピストルさんの名曲「よーそこの若いの」のサビです。
「よーそこの若いの、俺の言う事を聞いてくれ。俺を含め、誰の言う事も聞くなよ」
こういう表現方法は面白いですね。理屈を超えて「自分らしく生きろ」という熱い気持ちが伝わってくる気がします。
しつけにそのまま置き換えると、
「よーそこの犬よ、俺の言う事を聞いてくれ。俺を含め、誰の言う事も聞くなよ」
私なりに解釈すると、
①言う事を聞いてほしいのはまず間違いないでしょう。
②しかし、言う事を聞かない部分も可愛いと思えてしまう。(愛嬌という)
一見、矛盾しているようですが、両方とも真理なのでパラドックスなのですね。
この問題を解決するには、
犬の成り立ちを考えることです。(参考:砂山のパラドックスの履歴現象と同じ)
狼から始まり、家畜化されて、使役されて、現在の愛玩犬にまで至ります。
もし犬が言う事をきかなかったのなら、使役できないし、家畜化もされなかったでしょう。
なので犬は本来は言う事を聞くものと思い定めること。それが犬の定義とします。
この決め事から出発すれば、道が大きくそれることはないはず。
犬が言う事を聞くべきなのか、聞くべきではないのか、この答えは、その成り立ちが関与しているということですね。
最後に、言う事を聞かせたいのに全然聞いてくれない!と嘆いてる飼い主さんは、
「急がば回れ」のことわざ(パラドックス)の通り、遠回りに見えても確実な道を行くことですよ♪
新年一回目の合同トレーニング会でした!
天気こそ良かったものの、やっぱり寒い・・・
そんな中でもたくさんの方にご参加頂きました~♪
いつもありがとうございます!
今回は初参加の方も多かったのでテーマは「褒めの抑揚」にしました。
トレーニングを始めると、最初から最後までずっと苦労するのがこの褒め!
声の強弱、褒め方のバリエーションを増やす、などは初期のうちに身につけたいスキルですね。
食べ物などのご褒美を与える適切なタイミングを掴むのはもうちょっと後のこと。
間違いなく犬が喜ぶような褒め方ができるようになれば最高ですが、これは私もまだ全然ムリ・・・!
喜ばせよう、という意図がチラッとのぞいた途端に犬はしらけてしまうもの。
率直な気持ちを犬にそのまま伝えるだけでいいんです。
まずは恥を捨てて声を出すことからやってみましょう♪