「問題犬になる」
この言い方は、もともとは問題なかったけど今は問題がある、というニュアンスを含んでます。
ということは、氏より育ちというように「育て方」がポイントということ。
しかし、質の悪い繁殖により遺伝的に問題を持ってる犬も確かにいます。
その場合は、「問題犬になるべくしてなった」とも言えます。
では環境の影響はどうでしょうか?
もちろん良い環境の方がいいですが、悪い環境でもきちんと育つ子は育ちます。これも絶対条件ではないですね。
さて、では何が一番悪いのでしょうか?・・・簡単には答えなど出ませんね。
では逆に考えて、一番良いのは何でしょう?
そんなの生まれも育ちも環境も良いのが一番ですね!
何が一番というわけではないのですが、
生まれてしまえば「生まれ」をどうこうすることはできないし、
「育て」を終えてしまえば手遅れになるだろうし、
「環境」は人の意思で容易には変えられないですし。
要するに、ジャンケンみたいなもので絶対的な強者はいないということ。全て等しく大切。
例えば、
ブリーダーは良い犬を生み出してトレーナーへ繋げます。
トレーナーは良い犬に育てて飼い主さんへ繋げます。
飼い主さんは良い環境を作って犬を迎えます。
どれが欠けてもダメなのですが、
ブリーダーが「生まれ」の部分をいくら注意しても問題犬は出ます。
トレーナーが「育て」の部分をいくら努力しても問題犬は出ます。
飼い主さんが「環境」の部分をいくら工夫しても問題犬は出ます。
じゃあ頑張る意味がないのかと言うとそうではなく、
それぞれがしっかりと役目を果たすことが問題犬の減少に繋がるのだと信じています。
でも周りがどれだけ頑張ってもダメな時はダメ。
それは肝心の「犬自身・本人」が役目を果たしているかどうかが最後のポイントだからです。
できないことをできるようにするのではなく、大事なのはできる範囲でやろうとしてるかどうか。
この「できる範囲」の見極めが難しいですね。
能力やレベルに応じて、本当にできないのか、やってないだけなのか判断しましょう。
最後に、問題犬になりたくてなった犬はいません。
私達も一日過ごせばほこりがついたりして汚れます。しかし、その日のうちにお風呂に入って汚れを落としますね。
これと同じで問題犬にならないように日々、強くあろう、美しくあろうとする心掛けが大切なのだと思います。
ということで、問題犬にどのようにしてなっていくか?
結論、自然と勝手になっていくです。なるようにしかならない。どこかで誰かが止めようとしないと!
もし皆さんの身の回りに問題犬がいるようなら、皆さんの愛犬で良い見本をみせてあげれば効果抜群かもしれませんね♪
お知らせ
元気一杯の男の子、ジャム君です!
1歳になり、少しは落ち着いてきたかな。
まずは公園で散歩してと、
さて、天気もいいのでちょっとお出かけしましょうかね!
ということでやって来ました、おなじみ高尾山!
ジャムは初登山ですが、足取りは軽やかです♪
あっという間に中腹まで登りました!
ジャム君はルンルンで歩きます。
険しい道も何のその!
吊り橋だってへっちゃらです。
あっという間に山頂に到着!
別に急いでないですが70分くらいで登れちゃいましたね。
ジャムは余裕綽々です。
名物なめこ汁を頂いて、ジャムと一休み。
ジャムを抱っこするとこれがまた最高に温かいのです♪
帰りは蛇滝のルートで下りました。
ここは滝行ができるとか!うーん興味深い!
ジャムも一日お疲れ様でした~!
今年ラストの合同トレーニング会です。
16頭参加でにぎわいました!
今年の悩みは今年のうちに解決を!ということで、
一頭ずつワンポイントレッスンをしました。
けっこう時間かかりましたが、何とか無事終了~♪
トレーニング内容は教えられないと分からない部分。これはティーチングの領域。
飼い主さんのテンションや指示の出し方や褒め方、叱り方などは基本的に本人の問題。これはコーチングの領域。
ティーチングは教えることであり、答えは指導者が持っているもの。
コーチングは引き出すことであり、答えは本人が持ってるもの。
犬への指導というのはこの複合であり、飼い主さんと指導者(トレーナー)がいなければ語れないものなのですね。
自己流でやる、あるいは訓練所に預ける、というのはどちらも片手落ちであり、両方の要素をミックスして初めて実になるのです。
意外と奥が深い、犬のトレーニングの世界ですね・・・!
まずはこの2頭!
ナッツちゃんとラム君です。
いい天気で平和そのものですね~
1メートル程ある後ろの木の柵もラムは難なくぶっ飛びます!
俊敏で過敏な子が多いボーダーですが牧羊犬というルーツだからまあ仕方ないですね。
でもスポーツに生かせれば最高の幸せかと♪
翌日にはセサミ&エピが合流して大所帯に!
4頭でも問題なく散歩できます。
横浜の四季の森公園です。
自然がいっぱいで紅葉もキレイ♪
社会化の大切さが叫ばれてる昨今ですが、犬なんだから自然化、野生化も大切ですよね。
四季の森からすぐの長坂谷公園です。
フラットコーテッドレトリバーのルナちゃんとハスキーのゼロ君とトレーニング!
セサミ&エピはダックスだけあってやっぱり吠えることもあるのですが、これも犬種のルーツ。
ほどよい抑制がきくかどうかが暮らしやすさに繋がるのだと思います。
商人と屏風は曲がらねば立たぬと言いますが、しつけも綺麗事だけでは成り立たないもの。
う~ん、難しいものですね・・・!