出張トレーニングと日帰りトレーニングを交互にやっているルアナちゃん!
出張トレーニングでは飼い主さんへの指導がメインです。
日帰りトレーニングはルアナちゃんの社会化トレーニングとリフレッシュが目的です。
玉川上水沿いを散歩して東大和駅で人慣れさせました。
少し怖がりなのは昔から変わりませんが、散歩を楽しめるようになってきました!大進歩♪
人や物音が苦手でややパニック気味になることがあるのでゆっくり慣れさせていきたいと思います。
歩いている時は精神安定してるのでひたすら多摩湖を歩いてリフレッシュ!
トレーニングでは緊張感からフリーズすることが多いのですが、
指で押すにしろ、リードで引くにしろ、チョンッと軽く促すくらいが丁度良いです。
犬によって適切な刺激レベルは違うのですね~
2017年 3月
久しぶりのライム君!
いきなりですが天気良いので高尾山に行ってきました!
道は1号路~6号路まであるのですが登りと下りで道を変えてみました。
吊り橋や滝などを見て風景を楽しみながら進むと良いですね♪
これが私の心の栄養になります。
そんなこんなで頂上にたどり着きました~!
ライムはさすが犬!スタミナ余裕だし、スピード早いし、バランス良いから転ばないし、人間ごときでは到底勝てません。
お腹がすいたので、頂上のさらに奥にあるそば処、細田屋さんにお邪魔しました~!
ライムはドッグフードを食べ、私はとろろそばを頂きました♪
とろろがたっぷり入っていておいしかったですよ。
食事中のしつけについてですが、
一緒に食べる時は一緒に食べる。(適度に待たせながら)
別々に食べる時は犬はハウスに入れておく。(妙な期待はもたせない)
どっちかだけではなく、両方できるようにしましょう。
最後は早朝散歩の風景から。
ではまた。
国語には読み、書き、話す、聞く、の4つがありますね。
はてさて、我らが犬語はどうでしょうか?
読み→文字がないのでなし
書き→同上(なし)
話す→言語ではないがある
聞く→同上(ある)
普通に考えるとこうなります。
しかし、例えばマーキングはどうでしょうか?
電柱などにおしっこをかけて縄張りを主張するというあれです。
これ、もしかしたら「書き」にあたるかもしれません。
ということは犬が地面を嗅ぐ行為は「読み」なのでしょう。
ん~、まだまだありそうですね。
救急車のサイレンに反応して、つまり「聞く」そして、遠吠えするのは「話す」でしょう。仲間を呼んだりする時の名残ですね。
犬語が少しずつ分かってきましたね。
もしかしたらチャイムの音に反応して吠えるのも・・・そうですね、「聞く・話す」にあたります。
では、
散歩中に前から歩いてくる他犬に向かって吠えるのは何にあたるでしょうか?
何だか・・・どれもあたらない気がしますね。
私の意見ですが、これは「見る」「感じる」にあたると思います。
私達でいうと手話に似てるかもしれません。ジェスチャーや表情を見て感じるのです。
さて、普段犬は飼い主さんの何を見て、何を感じているのでしょうか??
それがそのものズバリ!行動に反映されてくるわけですが・・・!
まずここまでよろしいですね。犬語は「見る」「感じる」がポイントです。
ここからはちょっと視点を変えてみましょう。
マーキングの話に戻ります。
例えば、あなたがコンビニに行ったとして、ガムを買ったとしましょう。
「テープでよろしいですか?」と必ず聞かれます。(エコの為)
「袋ください」とは言いづらい・・・じゃなくてそれは今はどうでもいいのですが、このテープ!
これはマーキングの一種です。購入済みというね。
業者との契約書にハンコを押すのだってマーキングの親戚みたいなもんです。
愛犬があなたの足や、お家のいたる所にマーキングするとしたらそれは、
「自分の所有物である」というニュアンスがあります。(あなたのハンコをだれかの額に押すようなイメージ)
決して良い意味ではありませんが、絶対に即やめさせなければならないという程の問題でもありません。
マウンティングなんかも同じですが、これらはコミュニケーションのひとつとして受け取り、
「総合的に判断して対処すること」が大切です。まあ、私なら様子見てたぶんやめさせますがね。
では、続きまして
同じくコンビニに行ったとして、店員さんが
「いらっしゃいませ」「ありがとうございました」と挨拶してくれました。
何となくでいいのですが、
「感じがいい店」「感じの悪い店」という違いを経験されたことはないでしょうか?
はい、これは挨拶の感じによります。
「真心がこもってる感じ」と「ぶっきらぼうな感じ」だとどっちがいいかは聞くまでもありませんね。
さて、愛犬はあなたの普段の「声の調子」をどう聞いているでしょうか?
愛犬が吠えてるからなだめようと「大丈夫、大丈夫よ」と真心をこめて声をかけたら余計に吠える場合、
これは、「吠えたから褒められた」と愛犬が受け取っている可能性があります。真心を込めてる(なだめる)のが仇となるパターンです。
声に感情をこめるのは大切ですが、それがどう伝わっているかということもよく観察しましょう。
それでは最後ですが、
またもやコンビニに行ったとして、店員さんの身だしなみが整ってなかったり、店員さんがポケットに手を入れてたりしたら、
あなたはどう見て、どう感じますか?
感じ悪い店だな・・・もう二度と来ないぞ、と思われても仕方ないですね。(自分が客として大切に扱われてないと感じる為です)
翻って、 愛犬はどんな所であなたが上か下かを判断するのでしょうか?
大きな要因として、「姿勢」があります。指示を出す時に猫背はダメです。威厳がなくなりますし、犬から見たら懇願になります。
「お願いだから、頼むから・・・言う事聞いてね」という下手に出る態度は犬には通じませんし、むしろ逆効果です。
「見た目で判断される」というのが犬語の現実なのです。心がどれだけ清くて高尚だろうが、犬には「弱さ」としか映りません。
人間相手ではありませんから、そこをはき違えてはいけないのですね。
「継続は力なり」と言いますが悪い方向にもそれはあてはまります。
他犬を見て毎日のように吠えていた犬は条件反射で「吠えてしまわざるを得ない犬」になってしまいます。(見ただけで吠える犬の完成)
頼むから吠えないでちょうだい!という懇願は「私を守ってね、それ吠えろ」という意味に解釈されるということを自覚すべきです。
犬語は見た目が9割なのです。(だって手話と同じようなものだから。心の中はミエナイ)
一例を記します。歩き方、リードの持ち方、姿勢、表情、触り方、動きのスピード、ハンドサイン、オモチャや食べ物の見せ方、与え方など。
吠えた時のあなたの慌てた様子、うなった時のあなたの怯んだ様子、追いかけたら子供が逃げる様子・・・など。
全てぜ~んぶ見られてます!(総合的に判断し、あなたではなく犬が家族の順位を決める)
逆に言えば飼い主さんも犬の様子を見てないとダメということですね。
あれ?最近イタズラがすぎるな・・・、言う事聞かなくなってきたかな?と思ったら要注意ですよ~!
はい、当然感じるでしょう。
特に今までけっこう好き勝手やってきた犬にとっては物凄いストレスでしょう・・・!
それは仕方ありません。しつけをするならば一緒に乗り越えるしかありません。
大切なのは、
「ストレスだからやらない」ではなく、「最小限のストレスに留めるにはどうしたらいいか」です。
やるか、やらないか、で迷っていたら・・・うまくいくものもいかないのではないでしょうか?
さて、ではストレスを最小限にするにはどうするか?ですが、
その前にまず、突然しつけを始めるという事は犬の立場からしたら、
「今までの暮らしは何だったの??急に何ですか??」となります。(私達で言うと法律が180度変わるようなもの)
このように戸惑うのは当たり前ですね。
例えば今までは部屋で好きなように居場所を決めて、行動(吠えまくる)してた犬が、
ある日突然、ハウスに入れられて、行動を制限されるわけです!
ストレスですし苦痛ですね・・・
それでも頑張ってみたい!という方は覚悟を決めましょう。
簡単には直りません。
たぶん思っているより、2倍~10倍は大変です。(大げさではなく)
例えるならば私たちが英語やフランス語を習うとして、
1回とか2回のレッスンでしゃべれるようになりますか?普通はならないでしょう。(単語は覚えられるけど)
しつけとは犬との会話であります。
つまり犬語を習うようなもの。
しかも言語ではなく、実技を伴う会話方法です。(詳しくは次回にふれます)
英語ペラペラになるのは半年後か、1年後か2年後か分かりませんが、それくらい大変なことなのです。
ではそれはいいとして、
犬のストレスを減らすにはどうするか?ですが、
これは結局のところ「飼い主さんが早く犬語をマスターする」しかありません!(すいません、これしかないのです)
注意してほしいのは、
「飼い主さんが良かれと思ってやってることが実は愛犬にとって悪影響を及ぼすこともあり得る」という点です。
ご飯を欲しがるだけ与えれば当然、肥満になりやすく、病気になりやすくなります。
病気になったら病院に連れて行くのは当たり前ですし、簡単ですが・・・
そうならないように予防するのが本当の愛情ではないでしょうか。
しつけも問題が起こってから直すのでは愛犬に余計なストレスがかかります。
ですから理想を言えば、まず飼い主さんが犬語をマスターする、次に犬を飼う、という順番がいいですね。(現実的には同時進行ですが)
ちなみにストレスは伝染します。
愛犬の問題行動を自分が我慢すればいいと思っている飼い主さんは、ストレスを感じているはずです。
そんな飼い主さんを見て、愛犬もストレスを感じずにはいられません。
日々のすれ違いからやがて軋轢が生じて家庭不和が・・・つまり、しつけしてもしなくても、どっち道ストレスからは逃れられない?かも。
でも、朝起きて布団から出る時みたいに「嫌だなぁ」と思ってもたいていは乗り越えていく、それがいわゆるストレス。
なかなか乗り越えられないような劣等感とか、そういう本物のストレスはもちろん別として。
犬のしつけに限ればそんなに大層なものはありません。ちゃんと勉強すればしつけは誰でもできますし、乗り越えられるレベルのストレスです。
愛犬を過小評価せず信じてあげることが大切だと思いますよ♪