2017年 12月
今年ラストの合同トレーニング会です。
16頭参加でにぎわいました!
今年の悩みは今年のうちに解決を!ということで、
一頭ずつワンポイントレッスンをしました。
けっこう時間かかりましたが、何とか無事終了~♪
トレーニング内容は教えられないと分からない部分。これはティーチングの領域。
飼い主さんのテンションや指示の出し方や褒め方、叱り方などは基本的に本人の問題。これはコーチングの領域。
ティーチングは教えることであり、答えは指導者が持っているもの。
コーチングは引き出すことであり、答えは本人が持ってるもの。
犬への指導というのはこの複合であり、飼い主さんと指導者(トレーナー)がいなければ語れないものなのですね。
自己流でやる、あるいは訓練所に預ける、というのはどちらも片手落ちであり、両方の要素をミックスして初めて実になるのです。
意外と奥が深い、犬のトレーニングの世界ですね・・・!
まずはこの2頭!
ナッツちゃんとラム君です。
いい天気で平和そのものですね~
1メートル程ある後ろの木の柵もラムは難なくぶっ飛びます!
俊敏で過敏な子が多いボーダーですが牧羊犬というルーツだからまあ仕方ないですね。
でもスポーツに生かせれば最高の幸せかと♪
翌日にはセサミ&エピが合流して大所帯に!
4頭でも問題なく散歩できます。
横浜の四季の森公園です。
自然がいっぱいで紅葉もキレイ♪
社会化の大切さが叫ばれてる昨今ですが、犬なんだから自然化、野生化も大切ですよね。
四季の森からすぐの長坂谷公園です。
フラットコーテッドレトリバーのルナちゃんとハスキーのゼロ君とトレーニング!
セサミ&エピはダックスだけあってやっぱり吠えることもあるのですが、これも犬種のルーツ。
ほどよい抑制がきくかどうかが暮らしやすさに繋がるのだと思います。
商人と屏風は曲がらねば立たぬと言いますが、しつけも綺麗事だけでは成り立たないもの。
う~ん、難しいものですね・・・!
そうですね、ふざけますね!
おふざけが過ぎるくらい・・・?
真面目になんてやってられない!と言わんばかりにおどけたり、たま~に?騒ぎ立てたりもします。
適度な遊び心とノリの良さがあるのが理想ですが、
悪ふざけや悪ノリまでいくと困ったことに・・・!
それらを許すと飼い主さんを下に見て、調子に乗り、何でもかんでも「おふざけ」で済ませようとしてしまいます。
力が強いとか、頭が良いとか、なまじ優れている方が増長しやすいものですね。
時にふざけるのは犬も人も一緒ですが、
冗談と本気の違いを見分けるのは犬の場合けっこう簡単です。(人の場合は社交辞令とか色々ややこしい)
犬の場合、物がからむとすぐ本気になります。(不安な人はテストしてみて)
例えば、ご飯を与える時に早く食べたくて甘噛みするくらいならまだふざけてる段階ですが、
エサ皿をとろうとしたら唸る、あるいは噛む、これはもうアウトです。
そんな 悪ふざけをした後も犬は申し訳なさそうな顔をしたり、ペロッと手をなめて「ごめんね」とやります。
これで済ませてね、ということですね。でもまたやるよ、と。
さらに悪ノリをして、お気に入りのオモチャ(おやつ)やクッション等をとろうとしても同様に唸るかもしれませんね~。
悪化すればどんどん攻撃的な犬になり、ちょっと気に入らないだけで噛みつくようになります。
飼い主さんも指をくわえて見てるだけでなく、何度も叱っているはずですが、繰り返し問題は起こるもの。
悪ふざけしている犬に対して、ふざけるな!と言っても一時的な効果しかありません。
ではどうするか?
悪ふざけしている犬に対しては、ふざけろ!と言うことです。(心の中で強く!)
つまり、ふざけられるものならふざけてみろ!という気持ちが重要なのです。
お願いだからふざけないでね、というニュアンスがわずかでもあったらダメなのですね。
できることならば、本当に可愛いおふざけレベルの時に、やんわりと正しい振舞いを教えてあげられれば一番いいのですが。
少なくとも、あなたが愛犬に本気で何か教えようとしている時には、ふざけた態度をとらせないことですね。
どんな犬に対しても基本トレーニングは有効なので、地道に練習していけば問題は軽減していくでしょう。
ただ、犬のふざけたい気持ちというのも少しは残しておいてやらないと味気なくなるので・・・飼い主さんも時には片目をつぶってやりましょう♪
全力でやるのも大事だけど、脱力も大事ということ!