これまでも折に触れてしつけとは何か?と話してきたと思います。
例えば、
しつけとは日常生活そのものである。
しつけとは犬との会話である。
しつけとは犬に生き方を教えることである、など。
これは明確な答えがあるわけではないので自分なりの答えを持っておけばよいでしょう。
今回新たに加えたいのは、しつけとは自衛である、です。(ちょっとかたい言葉ですが)
自衛とは自分を守ること。愛犬を守ること。だから迷わずやるべきこと!
これをしないのは無防備であまりにも危うい状態だと思います。
鉄壁の守りとまでいかなくても、家の鍵を閉める程度のそこそこの自衛手段を講じておくことは大切ですね。
ただし、強迫観念のように自衛にこだわりすぎると生きづらいし、バランスが何とも難しいのですが・・・!
一つポイントを挙げると、あくまで自衛であり、防衛ではないということ。
何か事が起こってから守るのが防衛ですが、自衛はあらかじめ自分を守る力をつけておくのです。
しつけは転ばぬ先の杖であり、予防であり、自衛なのです。
あえて言うと「自衛力」をつけましょう。できれば子犬の頃がおススメ!!
外の世界は危険がいっぱいだけど楽しいもの。
例えば、車は危険なので追いかけてはダメだけど、ドライブは楽しいお出掛けの始まりだと教えるべきですね。
適度な危機意識を持ち、無理なくしつけに取り組んで頂ければ幸いです♪
2020年 7月
名前のない家事がありますよね。
今の時期だと例えば、麦茶を作る、製氷機の水補充など。(補充系が多い)
誰の担当なのか??
気付いた人がやればいいという感じかもしれませんし、ママさんが孤軍奮闘してるかもしれません!(感謝してます)
たまにうっかりしていて麦茶がない!氷がなくて水割りが飲めない!なんてことも・・・
でも知らぬ間に誰かの世話になっていたとしたら感謝の気持ちで一杯になりますね。
ちょっとした小さなことですが、けっこう後からじわじわくる大事なことです。
さて、犬のしつけにおいてもトイレトレーニング、ハウストレーニング等と明確な名前のないしつけが存在します。
例えば、細い道を歩く時に自然とリードを短く持ってませんか?
車道に飛び出さないように、通行人にぶつからないように、という配慮だと思いますが実はこれはしつけです。
言うなれば、やろうと思ってやるのがしつけであり、無意識に自然とやってるのが名もなきしつけです。
どっちもしつけであることに変わりはないのですが、意識と無意識の差があります。
上記の例だと、事故やトラブルを避ける為にリードを短く持っているわけですね。
毎回これをすることで犬は「ここは横について歩く場所」と理解していきます。
うまくいけば「散歩中は横について歩くもの」と解釈が拡大していくでしょう。
もちろん遊ぶ時は思い切り遊ぶべし!ただし道路では遊ばないと教えるのがしつけですから。
他には、ソファーから下ろせる、整列して写真撮れる、散歩中の排泄物とる時は座って待てるなど。
ん、じゃあこれはどうなんだ?という気付きを得ることが大事なのです。
名もなきしつけを意識して行うと更に効果が増すのは間違いありませんよ~♪