はい、当然感じるでしょう。
特に今までけっこう好き勝手やってきた犬にとっては物凄いストレスでしょう・・・!
それは仕方ありません。しつけをするならば一緒に乗り越えるしかありません。
大切なのは、
「ストレスだからやらない」ではなく、「最小限のストレスに留めるにはどうしたらいいか」です。
やるか、やらないか、で迷っていたら・・・うまくいくものもいかないのではないでしょうか?
さて、ではストレスを最小限にするにはどうするか?ですが、
その前にまず、突然しつけを始めるという事は犬の立場からしたら、
「今までの暮らしは何だったの??急に何ですか??」となります。(私達で言うと法律が180度変わるようなもの)
このように戸惑うのは当たり前ですね。
例えば今までは部屋で好きなように居場所を決めて、行動(吠えまくる)してた犬が、
ある日突然、ハウスに入れられて、行動を制限されるわけです!
ストレスですし苦痛ですね・・・
それでも頑張ってみたい!という方は覚悟を決めましょう。
簡単には直りません。
たぶん思っているより、2倍~10倍は大変です。(大げさではなく)
例えるならば私たちが英語やフランス語を習うとして、
1回とか2回のレッスンでしゃべれるようになりますか?普通はならないでしょう。(単語は覚えられるけど)
しつけとは犬との会話であります。
つまり犬語を習うようなもの。
しかも言語ではなく、実技を伴う会話方法です。(詳しくは次回にふれます)
英語ペラペラになるのは半年後か、1年後か2年後か分かりませんが、それくらい大変なことなのです。
ではそれはいいとして、
犬のストレスを減らすにはどうするか?ですが、
これは結局のところ「飼い主さんが早く犬語をマスターする」しかありません!(すいません、これしかないのです)
注意してほしいのは、
「飼い主さんが良かれと思ってやってることが実は愛犬にとって悪影響を及ぼすこともあり得る」という点です。
ご飯を欲しがるだけ与えれば当然、肥満になりやすく、病気になりやすくなります。
病気になったら病院に連れて行くのは当たり前ですし、簡単ですが・・・
そうならないように予防するのが本当の愛情ではないでしょうか。
しつけも問題が起こってから直すのでは愛犬に余計なストレスがかかります。
ですから理想を言えば、まず飼い主さんが犬語をマスターする、次に犬を飼う、という順番がいいですね。(現実的には同時進行ですが)
ちなみにストレスは伝染します。
愛犬の問題行動を自分が我慢すればいいと思っている飼い主さんは、ストレスを感じているはずです。
そんな飼い主さんを見て、愛犬もストレスを感じずにはいられません。
日々のすれ違いからやがて軋轢が生じて家庭不和が・・・つまり、しつけしてもしなくても、どっち道ストレスからは逃れられない?かも。
でも、朝起きて布団から出る時みたいに「嫌だなぁ」と思ってもたいていは乗り越えていく、それがいわゆるストレス。
なかなか乗り越えられないような劣等感とか、そういう本物のストレスはもちろん別として。
犬のしつけに限ればそんなに大層なものはありません。ちゃんと勉強すればしつけは誰でもできますし、乗り越えられるレベルのストレスです。
愛犬を過小評価せず信じてあげることが大切だと思いますよ♪