本音とは裏腹に行動してしまう・・・
わざと言う事に逆らってしまう・・・
そんな天邪鬼な性格を犬も持っているでしょうか?
天邪鬼をすご~く悪い意味で解釈すると犬にはあてはまらないと思いますが、(悪意でおとしめるような)
「何かをおすすめされると嫌になるけど、禁止されるとつい手を出したくなる・・・!」
私達も理屈ではなく、こういう部分がありますね。犬にもこれはあると思います。
別にわざと逆らってるわけではないのですが、何となく気がすすまないとか、
ダメと言われると何故だか興味をそそられる、みたいな。(不思議ですね~)
例えば、
ごはんを食べない犬の場合、
飼い主さんは心配のあまりあれやこれやとトッピングを試みます。(チーズやささみとか)
それでも食べてくれないと手で食べさせてやったりと至れり尽くせり。
終いにはごはんは常に置いておくという始末・・・
「食べさせよう、食べさせよう」とおすすめすればする程、犬は食事が嫌になります。
老犬を除いて健康な犬ならば、普通はすぐ食べます。食べないのはお腹が減ってないか、ストレスでしょう。(無理やり食べさせられるという?)
そんな場合は、思い切って一回、食事を抜いてみてください!
禁止されればそそられるのです。単純にお腹もすきますし。(これでも食べないならば何かしらのストレスが原因でしょう)
押してもダメなら引いてみる。押しの一手だけでは問題は解決されないのです。
先程の例だと、ごはんをすぐに食べられた→ご褒美としてチーズをあげる、この方が理に適ってますね。
次に、人(犬)のものが欲しくなる天邪鬼さんもいます。
例えば、
多頭飼育の場合、犬同士で遊んでいても結局ひとつのオモチャを取り合ってしまうものです。(各々のオモチャはあるのに!)
これはオモチャそのものに絶対的価値があるのではなく、相手がいて新たな価値が生まれるわけですね。(競争して勝ちたい)
だからわざと嫌がらせでそうしてるわけではなくて、この子とこの子の場合はこうなるという受け止め方をしましょう。
要するに相性の問題です。まあ別々で遊ばせてもいいわけですし、オモチャを使わない遊び方に変えれば一緒に遊べるかもしれませんし。
「人のもの」という禁止事項が欲しくなる原因なのです。
「あなたのもの」というおすすめ事項はノーサンキューの場合もあるということです。
節度なくべたべた撫でてやるのはノーサンキューであり、適度に離れる時間があるから共に過ごす時間が有難く感じるのです。
天邪鬼という心理があるということを頭の片隅に入れておくとトレーニングの時にも役立つかもしれませんよ♪