トレーナーの言うことはよ~く聞くけど、飼い主さんの言うことは聞かない・・・
こういう話を聞いたことや実際に味わったことがある人も多いのではないでしょうか?
犬のリアクションによっては、「私のことバカにしてる~!」と思うこともあるかもしれませんね!
ではなぜそうなるのか?
一番の原因は飼い主さんはトレーナーに比べてメリハリがないことです。
指示のメリハリ、褒めのメリハリ、叱りのメリハリ。
グダグダ、ダラダラ、デレデレでは犬にはなかなか通用しませんのでメリハリをつけることを意識しましょう!
飼い主さんの意識が変われば犬の意識も変わります。
しつけの内容はなにも難しくありません。
例えばご飯の時間に騒ぐ犬や、散歩で飼い主さんを引っ張る犬がいたら、
ご飯を食べるにはまず席について(おすわり)、いただきますを言ってから(アイコン)、食べようね、と教えるだけ。
吠えて催促させないことがポイントです。
散歩では前に出ると(引っ張り)、事故にあうかもしれないから、この位置(横)で歩けば安全だよ、と教えるだけ。
においかぎを好き勝手にさせないことがポイントです。
しつけは「優しく」とか「厳しく」などという感情論ではなく、(安易になりがちですね)
犬に具体的に分かりやすく丁寧に教えること。
犬にとって分かりやすさとは何か?
丁寧さとは何か?
それは、
「言葉ではなく、行動で説明してあげること」です。
「明確な態度を示すこと」です。
吠えてたのにご飯が出てきたら、やっぱり明日も吠えるでしょうね。
吠えたらご飯は出ないと態度と行動で教えること。
うまくやれば犬は3分で理解するはずです。
思わせぶりな態度では犬は混乱するし、結果的にご飯を与えればさらに吠え続けることでしょう。
においかぎについては、嗅がせること自体は良い事なのですが、
いつでも好きなだけ嗅ぐのはダメです。
ある意味遊びと一緒なので、初めと終わりはしっかり仕切りましょう。
散歩がただの遊びになれば引っ張るのは当然ですね。
まずはA地点からB地点まで「安全に移動する」ということを念頭に歩いてみて下さい。
もし懇切丁寧に教えていてもうまくいかない場合は愛犬とちょっと距離を置いてみましょう。
そして冷静に自分自身の行動を分析することをおススメします。
どの行動が犬に誤解を与えているか?自分の行動に一貫性はあるか?
思い当たったらそれはやめればいいだけ。
しつけはうまくいった時こそ反省して、どの行動がうまくいった原因なのか?をつきとめましょう♪