上から読んでも下から読んでもアクアのお話「犬の自由とは?」

野山に還してやることでしょうかね・・・?

人間が生殺与奪に関わらず、自然のまま生きて、やがて死ぬのが本当の自由かもしれません。

飼い主さんと一緒に暮らすということが前提ならば、

「何らかの枠」の中で可能な限り自由を与えたいものです。

「一緒に暮らす」というのがすでに枠です。

人間社会のルールが存在するので否応なく犬の自由は制限されてしまいます。

その中で愛犬の為になるべく出来る事をしてあげたいと思うのが親心ですね。

では散歩はどうでしょうか?

「リード」という枠が存在しますね。(日本の街中でノーリードは論外)

伸び縮みするタイプのリードがありますが、歩道であれを最大限に伸ばしたらどうなるでしょう?

あぶないですね。ひょっとしたら犬が車道に飛び出してしまうかも・・・

リードの範囲内で自由にあちこち歩き回ればいいのですが、

ほとんどの犬たちはリードをグイグイ引っ張りながら飼い主さんの前を歩いてます。

これは当たり前ですが、引っ張られている時点でリードの範囲を超えています。

つまり自由の範囲も越えているということです。(越権行為とまでは言いませんが)

あちこち行きたい!という犬の気持ちも分かるので、先に登場した伸縮リードを多くの人が使うのですね。

でもそれでは問題を先延ばしにしてるだけであって、結局リードが伸びきった先でやっぱりグイグイ引っ張ります・・・

周囲に気を配りながらリードを伸ばしたり、人が来たから縮めたりしてても、

ヒヤリッとすることや、苦情を言われることもあるかもしれません。(犬が嫌いな人もいらっしゃいます)

1m~2mのリードの範囲の中で犬に引っ張られることなく横で歩かせる事。

これが散歩のしつけです。

その上で愛犬の行きたい所へ一緒に行きましょう。自由を尊重して!

あと「ハウス」という枠について。

クレートとかゲージとかサークルとか何でも構いませんが、要するに犬の行動範囲を制限する代物がありますね。

ハウスの中では「騒いだりしない限り」基本的に自由です。私達も自分の家の中ではリラックスしますね。

ハウスはリラックスする場所です。(もし暴れるならハウストレーニングを!)

それはいいとして、ハウスの範囲を拡大しすぎて、お家全体がハウスになっている場合がありますね。

つまりハウス自体がなくて(あるいは使ってない)、愛犬をお部屋にずっとフリーにしてるパターンです。

別に問題が発生しないのならそれでもOKです!(これを目指すのがしつけですね)

昔は外で放し飼いしてたくらいですから。しかし多くの問題が発生し現在は禁止されました。

お部屋やお家での放し飼いなど、昔から比べたら可愛い~ものですね。

そして昔の犬たちは最後には必ず家に帰ってきたものです。(帰巣本能というか腹が減ったから?)

愛犬に帰る場所はありますか?

お家全体がハウスの場合、一体どこに帰ればいいのでしょうか?

ソファーがお気に入りの犬の場合、そこで休んでいても飼い主さんは「どいてくれ」とは言えませんね。

だって「自由にしていい」と言ったわけですから「邪魔だよ」とは言いづらい・・・

「ハウス」=「落ち着く場所」がないと犬は情緒不安定になります。

大切なのは「身の丈に合ったハウス」を与える事です。何事も分相応があるもの。

それが自由の最小単位!仮に「1ワンジユウ」としましょう。(センスなくてすいません・・・)

ではお家でフリーにするのは10ワンジユウくらいありますね。

普通のリードで散歩するのが1ワンジユウならば、

広場でロングリードつけて遊ばせるのは5ワンジユウくらいで、、

ドッグランで遊ばせるなら10ワンジユウくらい??(テキトーですが)

要するに「枠の大きさによって自由の範囲が変わる」ということです。

大切なのは

①「枠の大きさ」=「自由の範囲」である。これを超えないということ。

②身の丈に合った最小単位の枠にも「適応」させておくということ。(これがいわゆる基本というやつ)

昔の放し飼いの犬は、そうですね~、1000ワンジユウくらいはあるかと。(繁殖が可能な点を考慮)

野山に還された犬ならば・・・もはや測定不能ですね~♪

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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