色々あると思いますが、
まずは褒めと叱りですかね。
褒める行為と叱る行為は真逆のことなのに、紙一重のところがあって、その選択が難しいのです。
例えば、オスワリができる犬に対していつまでもご褒美を与えて、褒め続けるというのは如何なものでしょうか?
人間で言うと、1+1=2だよ、できたね~、えらいね~って・・・
そんなのとっくに理解できてる人・犬に対してその扱いというのは逆にバカにしてるようになるのですね。(大人を赤ちゃん扱いするようなもの)
次は引き算をやろうね、次は掛け算を、割り算は難しいぞ~って、そういう「進歩」があってこそ、褒めたり叱ったりが正しく機能します。
すごく頑張ったのに褒めが弱いと不満は出るし、悪いことしたのに叱りが弱いと傲慢になるし。(昔の戦国武将の論功行賞のように賞罰は難しい)
最悪の場合、良いことをしたのに叱られたり、悪いことをしたのに褒められたりするとどうなるか?・・・これはご想像にお任せします。
そしてもう一つまずいことに、
この事態に飼い主さんが気付いていないことがほとんどなのです。
褒めるのは絶対的に良いこと!という思い込みがあるのかもしれませんね。
一度、愛犬との生活をフィードバックしてみましょう。
そこに「進歩」や「変化」はあるのか?よ~く考えて下さい。
何に対していま自分はこの子を褒めたのか?自信を持って即答できるように。
話が脱線しましたが、
しつけはこういう判断を即座に下さないといけない「待ったなしの状況」=「日常生活」なので難しいのです。
食事だってトイレだって、散歩だって留守番だって、日常生活ですから。
しつけはするものではなく、既にしているものです。全ての飼い主さんが。
悪い方向にしつけないようにご注意を~!
さて、このしつけの難しさを克服する方法ですが、
「感性」を磨くこと。
これに尽きます。
人と話したり、本を読んだり、どこか出かけて遊んだり。
古風に言うと、月を見たり、花をめでたり、書をたしなんだりとか。
人生すること。
風流すること。
これが感性に磨きをかけます。私は犬の勉強だけでは犬はしつけられないと思っています。
愛犬をしつけながら実は自分自身が成長させてもらっているのですね~♪