さて、理由と原因の違いまでお話しました。
犬はなぜ吠えるのか?解決方法は?続きをどうぞ!
例えば、
「遊びたいから吠える犬」を飼い主さんが叱ったとして、
残念ながらなかなか直らない場合、
遊んじゃダメなのか?あるいは、吠えちゃダメなのか?が分かってません。
他に例を挙げると、
トイレトレーニングの場合ならば、排泄行為そのものがだめなのか?排泄場所がだめなのか?など。
「何に対して」叱られてるのかが分かってないのですね。
と言うか、なぜ叱られてるのかがさっぱり分かってないのでしょう!
この犬はバカなのか!一体何が不満なのか!とか思ってしまう気持ちも分かりますが・・・
なぜそうなるかと言うと、
「叱るタイミングがずれているから」です。毎回ほぼずれてる。
もう一つは「そもそもどうすればいいのかを犬に教えていないから」です。
これは飼い主さんがタイミングを合わせる練習をするしかないし、基本を犬に教えるしかないです。
トレーナーだと吠えない場合、タイミングが毎回ほぼ合ってるから&基本を教えているというのが答えなのです。
キャッチボールに例えてみると、
豪速球・・・届かない球・・・大暴投・・・ばかり投げてると相手(犬)は嫌になるし意味が分からくなりますね。
まずキャッチボールのルールを教え、とりやすい球を、とりやすい位置に投げてやることがしつけ(コミュニケーション)の鉄則でしょう。
犬が吠える理由は様々ですが、
「叱っても直らない理由」は「訳も分からず叱られるから」であり、
「叱っても直らない原因」は「叱るタイミングがずれてるから」です。
これが犬が吠える本当の理由と原因の一つですね。
でもまてよ、もともとはなぜ吠えるのだっけ?と思われる方もいらっしゃるでしょう。
もともと吠える原因は何かと考えると、
チャイム音が鳴った。
人が通った。
ゲージに入れた。などが挙げられます。
それに対して、様々な理由が発生するのですが、大事なのはその時の対処です。
理由はどうあれ、最大のポイントとなるのは、
「飼い主さんの指示です」
人が通ると遊びたくなって吠える犬の場合、
人が通る→遊びたくなって吠える→叱る→直らない
という図式を、
人が通る→「座れ待て→待たない場合は叱る」→遊びたくならない→吠えない→褒める→直る→遊ばせてOK
という図式にしましょう。(ほんの一例ですが)
人が通ったことが原因で、遊びたいという理由によって吠える犬は、
確かにそれが吠える原因&理由ではあるけども、本当の原因&理由(指示がない、叱るタイミングがずれてる、何がいけないのか分からない)ではないのです。
私が言いたいのは、
犬が吠える理由や原因を犬に求めるのではなく、自分自身に求めることが解決の道ということです。
大事なのは感情的な理由付けではなく、まずは原因究明!そして適切なトレーニングを!(時には妥協も必要かも)
愛犬の気持ちを汲む時は汲む。自分の気持ちを通す時は通す。
あなたが自分の気持ちを「普段から」もっと素直に主張すれば案外ピタッと吠えやむかもしれませんよ~♪