愛犬の存在は飼い主さんにとっては間違いなく、「特別な存在」「かけがえのない存在」ですね。
しかし、他の人にとってはただのイヌ、これもまた事実です。
その人の立場によって犬の「存在価値」も様々なのですね。
ではここでちょっと法律上の犬という存在について見ていきましょう。
①飼い犬が誰かを咬んでしまったら犬に責任能力はないので、その飼い主に責任が生じます。
→飼い主の所有物である犬という「物」扱い。残念ながらこれが現状です。
②野良猫を誰かが故意に傷つけたとしたらその人に責任が生じます。
→野良猫などをみだりに傷つけるのは罪であるという「命」扱い。動物愛護法などが施行されてます。
なるほど、単純に犬・猫は「物」か「命」か、などと決められないわけです。
犬に人権のようなものを認めると、それと同時に責任が生じ、犬が人を咬んだりしたら犬自身がある程度は責任を問われることになりますし、
完全に物扱いだと、多くの飼い主(人間)感情に反することになりますし、
いずれにしろうまくいきません。
だから法律上、犬はケースバイケースで「物」もしくは「命」として扱われているわけです。
ちょっと内容が重すぎるのでこれくらいでやめておきますが、
犬の存在とは何か?をみんながもう一度考えることが大切だと思います。
あと私の意見ですが、
生きてるから命ではなく、そこに確かにいる存在感こそが命ということ。
悲しいですが・・・愛犬がたとえいなくなったとしても胸の中では絶対に消える事はないですから。
つまり存在し続ける。
それが犬という存在だと私は思います。
ただ、犬嫌いの方もいらっしゃいます。そこは愛犬家も理解と協力をすべきですし、是非そうしたいと思います。
人類全体で犬への価値観を共有するのは不可能なので、相手の立場に立ち、お互いに共感しあえるようになることを目指しましょう♪