うちの子に知性なんて立派なものあるのかしら?と首を傾げてるあなた!
大丈夫です。全ての犬にはちゃんと知性が備わっています。
悪知恵だって知性のうちですし・・・まあそれをいい方向に向けてあげればOKかと。
もともと持ってる知性をさらに磨いてあげれば犬は今よりもっと賢くなれます!
ではまずは「知性」とはどういうことか考えていきましょう。
「知識」や「知能」など似たような言葉もありますね。
「理性」とか「感性」もあります。
まあ難しく考えないで、ひらたくいきましょう~!
まず理性ですが、犬は動物なので初めは本能しかありません。欲望と言ってもいいでしょう。
人間だって動物ですが道徳教育を受けることで理性を獲得します。
狼少女のように狼に育てられた人間だと狼のように振舞うもの。理性は育った環境や文化、受けた教育によって違ってくるのですね。
ということで理性は知性と同じく考える力のことですがその前提となるのは道徳や道理です。
次に知能です。犬にも知能はありますが人間のそれと比べると低いです。次元が全く違います。
人工知能というのもありますが、人間に近づきはすれど人間にはなれず。
しかし、人工知能の方が優れているのは、知識量や正確性です。計算だって一瞬で出ますね。疲れたりしないし。
いつかは心を獲得し、人間を超えるのか??これはSFの世界ですね~!
さて犬の世界に戻ると、知性とは考える力のことです。
その最高峰は判断力と想像力だと思います。学習や経験から得た知識(知ること)がその基準になる。
感性とは感じる力のこと。味わう力であり、表現する力とも言えます。これも非常に奥深いものですが今回はパスします。
では言葉の意味はこれくらいにして、犬の知性を磨くには?という本題に入っていきましょう。
まずは判断力から。
キーワードは「制限」です。
例えば、あなたにお金が無限にあったとしたら、使い道は何も考えずに好きな物を好きなだけ買うでしょう。
羨ましい話しではありますがこれではいけません。限られたお金の中で何が必要かを考えた上で買うから知性が磨かれるのです。
そこに「判断」が存在します。その買い物が成功でも失敗でも判断力は磨かれていくのです。(失敗したら勉強代になる)
犬に制限をかけ、イエス・ノーの2択の問題を出すことで判断力を磨いていくのが最も簡単な方法でしょう。
例えば、
一本の線を地面に引きます。これを先に超えるのはあなたか犬か?
これがテストだとして、正解はあなたが先に超える、だとしたらこの超簡単な2択問題で正解できるでしょうか!?
ポイントは制限をかけるということ。ただ問題を出すこととは違います。
①時間的制限
今日中、一週間以内、一ヶ月以内、一年以内など、問題クリアの期限を設定すること。
②空間的制限
線を超える距離を50cm、40cm、30cm、20cm、10cm・・・と狭めていく目標を設定すること。
③方法的制限
リードやおやつなどの道具を使う、少し使う、全く使わない、など道具の使用制限を設定すること。
まあこんな感じです。レベルに応じて制限を強めるか緩和させるか決めましょう。
犬への制限であると同時に自分への制限でもあるので、自らを律することが犬を律することに繋がります。(これ大事)
犬の方は問題をクリアし、制限を解除されれば、より自由を手に入れていく仕組みです。
無限のチャンス&初めから完全に自由では、犬は知性など磨く必要性も必然性もありません。
制限の絶妙な調整こそが犬の知性を磨くコツなのですね~♪
今日はここまでとします。続きはまた明日!