「柄」という言葉はとても多種多様で面白いですね。
例えば、
大柄、小柄と言うように「体格」をさしていたり。
土地柄、家柄と言うように「そのものの性質」をさしていたり。
仕事柄、時節柄と言うように「それに相応した性質」をさしていたり。
派手な柄と言うように単に「模様」をさしていたり。
そんな色んな「柄」を見るうちに私が注目したのが、
「間柄」という言葉です。親子の間柄とか言いますね。
「間」の「柄=性質」ということですよ。面白いじゃないですか♪
普通は人間同士で使う言葉ですが、固いことは言わずに他のものにも使ってみましょう。
例えば「私」と「犬」の間柄は相棒でありパートナーです。「コーヒー」も相棒と言ってもいいかも。
「読書」や「お酒」だと至福の時になるし、「散歩」だと良き発想法かな。
間柄とは、そのものに対して自分がどういう価値をおいているかということ。
そしてその間柄には側面もあります。
犬は相棒ですが側面は仕事。コーヒーも相棒ですが側面は休憩。
読書は勉強。お酒は嗜み。散歩は運動という具合です。
間の性質の側面と・・・どんどん複雑になりますね~!
でも物事は単純なことよりも複雑なことの方が多いです。犬のしつけもそう。
だからよく判断に迷いますね。
そんな時は一番初めの基本に戻ることが大切です。
側面はただの一面に過ぎません。他にあと何面あるのかも分かりませんし。
例えば、
缶コーヒーだって横から見たのと、上から見たのでは形が変わります。
ホットかアイスか、賞味期限はどうか、微糖か無糖かなど見方は無数にあります。
でも中身はコーヒーのままです。オレンジジュースに変わったりはしない。
犬だって一緒!
犬は家族であり、友達であり、相棒であり、色々な間柄があるのですが、
角度を変えて見方を変えてみたらさらに色々な側面があるものです。
家族のアイドル的存在だったり、子供の良き遊び相手だったり、素晴らしい仕事をする仲間だったり。
でも時には、問題起こしたり、いじわるしたり、失敗することも。
でも中身はその犬のまま。
一面だけを見て、この子はこういう犬なんだ、とあなたが決めつければ可能性はそこでジ・エンド。
側面はあくまで側面として捉え、「犬との間柄とは?」「しつけの基本とは?」「犬とは?」に一度戻ってみて下さい。
今やるべきことがきっと見えてくるでしょう。
そしてしつけがうまくいった暁には手柄は犬に与えてやりましょうね♪