アーユーハングリー?
カップヌードルのCMの一幕です。かな~り昔なので懐かしいですね。
カップヌードルと言えば一人暮らしの学生さんとか、単身赴任のお父さんには欠かせないアイテムです。
お湯入れて3分待てばどこでも食べられるのがウケたんでしょう。かなりうまいし!
少しずつ反復練習して覚えさせるのがしつけの極意ならば、お湯入れて3分というわけにはなかなか・・・!
気の早い人とか麺固めが好みだと2分とかで食べる場合も多々ありますが、(私もそう)
しつけにおいて時短と焦りは禁物です。
せかせか教えると、先読みばかりする落ち着きのない犬になります。
ゆっくり褒めながらやることです。カップラーメンなら麺がのびきってしまうくらいに。
そして、指摘すべき箇所は短く鋭く指摘すること。コショウやトウガラシでピリッとスパイス効かせるように。
ハングリー精神というのがありますが、飢えていれば求める力は強くなります。
お腹が空けば食べ物を求めます。喉が渇けば水を求めます。スキンシップや運動に飢えることもあるでしょう。
逆に、満たされていれば求める力は弱くなりますね。
満腹なら食べ物や水は「今は」いらないし、スキンシップや運動もまた然り。
そして、いくら満たされていても時間が経てばまた飢えるもの。
生きることはこの繰り返しなんですが、犬のしつけは「今、何に飢えているか?」を掴むことが大事です。
「ハングリーな犬」はその時々で求めるものが変わるということ。
お腹が空いてるならば食べ物を得ようと犬は必死で頑張ります。水も同じようにしつけに使えます。(しつけは空腹時にやる)
自然界では自分で狩りをして獲物を得るルールなのでそれと同じ考え方です。
ただ相手は自然ではなく、我々人間ですが。
運動不足の犬は無駄吠えなどの問題を起こしやすいです。
運動に飢えていて有り余るエネルギーを発散しているとか、運動したい!と催促しているわけですね。
時間と仕事(やること)の関係も深いでしょう。
ヒマな時間ばかりなら仕事に飢えるし。仕事ばかりなら休み時間に飢えるし。
いま「何を与えるべき」か「何を与えないべき」かを判断しなくてはいけないのですね。
「与える」のも「与えない」のも同じ程度の責任があるのだと思います。
何に飢えているか?
あるいは何に満たされているか?これを見極めて、
時間を与えない教え方&焦りを与える教え方ではなく、時間をたっぷり与えて余裕もって指示を与える教え方をしましょう♪