泥棒を捕えて縄を綯う(なう)
いざと言う時になってから慌てて対応策を考えるという意味のことわざですね。
泥棒をつかまえてから縄を作り出すのでは泥棒に逃げられてしまいますので・・・!
しつけもこのような行き当たりばったりや思いつきでやると失敗するでしょう。
泥縄式ではしつけはうまくいかないのです。
という事で、第一の心構えは余裕を持って丁寧にしつけをすること。
ここからさらに一歩進めると、しつけは転ばぬ先の杖になります。
先に備えておくわけですね。
問題化する前に予防的なしつけをするのが理想でしょう。
すでに問題化してしまった場合は、第二の心構えでいきます。
それは、長引かせないということ。
問題犬になっている期間は短ければ短いほど良いです。
何故かと言うと、問題行動が癖になってしまうからですね。
第一と第二の心構えが相反するようですが、
急がば回れのことわざ通り、ゆっくり確実にやることが最短、最速の道になるわけです。
さて、ここまでは一般的な心構えでしたが、第三の心構えにいきましょう。
それは、人にしつけを教えるということです。
家族でも友達でも誰でもOK!
これは自分がしつけを具体的に理解してないとできないからです。
自分が理解できてないことを犬に教えるのは・・・難しいですね。
自分ができて初めて犬もできるようになるはず。
第四の心構えは、しつけ方は犬に教えてもらうということです。
もしあなたのしつけ方が犬にとって分かりづらいならば、犬の方が全然やらない、やろうとしないという形で犬から評価を頂きます。
しつけは犬に教えるものではなく、犬に教わるもの。
そういう謙虚さが必要ですね。
最後に第五の心構えです。
それは、しつけはやりたいことをやればいいし、やりたくないことはやらなくていいということです。
無理してやっても効果なし!ストレスだけかかるのでむしろ逆効果!
しつけは自覚してやるべきもの。
知らせることと、教えることが違うように、言われてやるのと、自覚してやるのでは雲泥の差があります。
以上5点、しつけの心構えとしてまずは押さえておいて下さいね♪