「ツケのしつけ 基本編」
昔、私が専門学校の生徒だった頃、ツケのしつけって何だろう?と思ったのを覚えています。
ツケとはイヌが人間の横にピッタリついて歩くことですが、一般的にはそんな習慣はあまりないと思います。
どちらかと言うと、
「イヌなんだから自由に臭い嗅いだりすればいいじゃない」「ツケするなんて窮屈で可哀想」みたいな感じでしょう。
私もそう思ってたのでよ~く分かるのですが 、イヌの自由に散歩するのがイヌの幸せなんだ、という考え方ですね。
これは確かに一理ありますが、そのイヌが結果的に無駄吠えするようになったり、噛みつくようになったら本末転倒です。
歩道を歩く時は安全第一で横につけて移動するべきだし、公園の広場では長めのリードを使ってイヌを自由にさせてあげるのもいいでしょう。
要するに、時と場所に応じてメリハリある対応をすればいいのですね。
イメージとしては幼稚園児の集団がお友達同士で手をつないで公園にお出掛けしますよね。
あの時に片方のお友達が自由きままにあっち行ったりこっち行ったりしだしたら大変です。あぶないですよ。
公園ついてから先生とのお約束を守って遊び、また帰る時にはお友達同士で手をつなぎます。
これが普通のはずですが、イヌ相手だと自由きままを許してしまいがちなのです。(リードつけるのは手をつなぐのと同じ)
散歩中に引っ張られる・・・これはあぶないし、飼い主さんがイヌに従う形になるので我が強くなりやすいでしょう。
ツケのしつけは基本の一つです。どこでも楽にお出掛けできるようになる効果があります。
ツケを教えておくと散歩も落ち着いて歩けるようになるので実はイヌ自身が一番楽になるのです。
うちのは吠えるからお出掛けできない、というのは勿体なすぎますよ。
つづく。