「アイコンタクトをとりながら歩くしつけ」
はっきり言って、これはかなり難しいしつけです!
しかし、これがとても大事なしつけなのです。
チラチラ見るとか、おやつがあれば見る、というイヌは多いですが、
おやつなどは何も持たずに一歩目から確実にアイコンタクトがとれるイヌは少ないです。
もしあなたの愛犬が他のイヌに吠えかかったり、他人に嬉しくて飛びついたりするとしても、
その場面でこそ、落ち着いてアイコンタクトをとれるように練習していきましょう。
以前に「アイコンタクトのしつけ」で書きましたが、ここまでは第2段階のお話。
今回はその先の第3段階目です。
(実践的内容なので説明は難しいのですがチャレンジしたいと思います)
静止していればアイコンタクトがバッチリOKのイヌでも、一歩動いた瞬間に顔は下がります。
これは前を見ようとするから当然なのですが、これを乗り越えなければなりません。
その為には信頼関係が必要です。「あなたがいれば安心」と。
このしつけができるということは、より強い信頼関係がある証にもなるので大事なしつけなのですね。
さて、しつけ方法ですが、
まず一歩踏み出すタイミングをイヌと同調させます。まだアイコンタクトは要りません。
次に、一歩踏み出す前と、一歩踏み出した後にアイコンタクトをとらせます。
まだ動いた瞬間に顔が下がりますが、静止した時に素早くアイコンタクトをとれるようにすることを目指します。
これを繰り返して、顔が下がることと顔が上がることがだんだんと繋がるようにします。
一歩ではなく、半歩くらいで踏み出すと、アイコンタクトをとりながらちょっと動けるはずです。
ここでタイミングよく褒めること。
一歩踏み出した後に褒めるのではなく、アイコンタクトとりながら一歩踏み出し始めた時に褒めます。
仮に一歩の大きさが20cmだとすると、褒めるタイミングは1cm目ということ。
この瞬間を全力で強く褒めるのです!
この一歩目を確実にすることが大事です。一歩目が全てと言ってもいいくらい。
だから初めはアイコンタクトとりながら一歩目だけを練習します。
そしたらいつの間にか10歩くらいは軽く歩けるようになってるはずですよ♪
継続は力なり。さあ、やってみましょう~!
アクアの学び舎、如何でしたでしょうか?
文章で実技の内容を伝えるのは難しい試みでしたが、2割でも3割でもニュアンスが伝われば上出来かと。
あくまで参考レベルでとらえてもらい、愛犬のしつけにお役立て頂ければ幸いです。
さて、次回からは「新!上から読んでも下から読んでもアクアのお話」をお送りします。
お楽しみに♪