しつけをしたら「嫌いなものが好きになる!」「悪い癖が消えてなくなる!」
こう思っている飼い主さんはけっこう多いでしょう。(完璧とは言わないけど内心はそう願ってしまうもの)
いい子にする為にしつけをするのですが、完璧を求めることとは違いますね。
もし完璧を犬に求めるのならば、まずは自分自身が完璧にならなければいけません・・・。
完璧な人が存在しないように、完璧な犬も存在しないのです。
例えばしつけを一年間もやったけどやっぱり吠え癖が直らないとか噛み癖が直らないとか・・・
誰でもそうですが、「悩みは尽きない」ものです。何かしら気になることはあって当然です、完璧じゃないのだから。
しかし、よ~く考えると「悩みのレベル」も上がっているはずです。しつけをして以前と全く変わらないということはないはず。
これができたら、じゃあこれもできるんじゃないか、あれもこれも!と欲が出ます。(トレーナーは特にそう・・・)
これは自戒の意味も込めて言いますが「その犬のダメな部分も認めてあげてもいい」と思います。
もちろんやるだけのことはやった上での話ですが。より高度な悩みを目指せばよし。
さて、話を戻します。しつけによって完璧にはなれませんが、完璧に近づくことはできるということです。
吠えないこと、咬まないこと、飛びつかないこと、引っ張らないこと、他犬や他人と仲良くすること等。
犬達に求めることは多々ありますが、ぜ~んぶ完璧にしなくたっていいのですよ。
一項目80点とれてればいいと思います。そりゃあ100点に越したことはないけども!
10点とか20点の項目がある方が問題なのですね。0点だとしたらもっと怖いです。底が知れませんから。
人間だって勉強ができる子、運動ができる子、思いやりがある子など色々ありますが、
基本的にはバランスとれてた方がいいと思うのです。その方が生きやすいでしょうから。
しかし、人間も犬もそんなに全て完璧になれるわけがないので苦手分野や自分の嫌いな所も認めてあげればよいと思います。
繰り返しになりますが、前提条件として、まずは必死に克服しようと努力することです。
ということで、犬のしつけもまずは必死に頑張りましょう!
しつけの勉強はドッグトレーナーから直伝が一番です。その上で本なり、DVDなりで勉強したらそれこそ完璧♪